石塚弘章

石塚 弘章

石塚 弘章（いしづか ひろあき）氏は、1993年12月28日に生まれた元ラグビーユニオン選手です。東京都出身。

ラグビーとの出会いは、成城学園中学校時代に遡ります。学園内で才能を育み、成城学園高等学校を経て、2012年には成城大学へ進学しました。大学でもラグビー部に所属し、その中心選手として活躍。特に、大学4年時の2014年2月からは、チームの副キャプテンとして、リーダーシップを発揮し、部を牽引する立場を務めました。

学生アスリートとしての一方で、ナショナルチームでの経験も積んでいます。2014年8月から9月にかけては、7人制ラグビーの日本代表メンバーに選出される栄誉に浴しました。この期間に行われたアジアセブンズシリーズでは、国際舞台でのプレー機会を得て、日本代表として2つのキャップを獲得しました。世界の強豪が集まる大会で肌で感じた経験は、その後のキャリアに大きな影響を与えたことでしょう。

大学を卒業した2016年、石塚氏は国内トップリーグ（当時）に所属する強豪、ヤマハ発動機ジュビロ（現在の静岡ブルーレヴズ）に入団しました。プロラグビー選手としての第一歩を踏み出した彼は、さらなるレベルアップを目指し、日々の練習に励みました。加入後、すぐにはレギュラー定着とはなりませんでしたが、着実に実力を積み重ね、機会を待ちました。

国内最高峰の舞台である公式戦へのデビューは、2017年10月8日の出来事でした。この日行われたジャパンラグビートップリーグの第7節、NECグリーンロケッツ（現・グリーンロケッツ東葛）との試合に、石塚氏は先発メンバーとして名を連ね、プロ選手として初めて公式戦のピッチに立ちました。この試合は、長年の努力が実を結んだ瞬間であり、彼のキャリアにおける重要なマイルストーンとなりました。その後も、チームの一員としてトップリーグやその後のリーグワンの試合に出場し、チームの勝利に貢献しました。

ヤマハ発動機ジュビロは、その後にリーグ再編を経て「静岡ブルーレヴズ」と名称を変えましたが、石塚氏は引き続きチームに所属し、プロ選手として活動を続けました。長年にわたりチームに貢献し、国内外の様々なレベルでプレーしてきた彼は、2025年5月、所属する静岡ブルーレヴズを退団すると共に、現役ラグビー選手としてのキャリアに終止符を打ち、引退することを発表しました。

成城学園での学生時代にラグビーを始め、大学でのリーダーシップ、7人制日本代表での経験、そして国内トップリーグ・リーグワンという最高峰の舞台での長きにわたるプロ生活。石塚弘章氏は、一歩ずつステップアップしながら、ラグビー人生を歩んできました。彼の築き上げたキャリアは、多くのファンや若い選手たちにとって、記憶に残るものとなるでしょう。

関連項目

東京都出身の人物一覧
成城学園中学校高等学校
成城大学ラグビー部
静岡ブルーレヴズ

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