石川修平

石川 修平

石川 修平（いしかわ しゅうへい）は、1992年10月9日生まれ、愛知県出身の日本の俳優です。現在はSTRAIGHT entertainmentに所属し、映像作品や舞台など、活動の場を広げています。

経歴

高校を卒業後、俳優を目指して東京へ上京。桐朋学園芸術短期大学の演劇専攻に入学し、本格的に演劇の道を歩み始めました。同学の本科課程を経てさらに専攻科へ進み、卒業に至ります。学生時代には、日本の演劇史や西洋の演劇史といった理論だけでなく、実践的な授業や数多くの試演会を通して俳優としての基礎を培いました。

在学中に、多くの国際演劇フェスティバルに参加し、舞台に立つ機会を得ます。特に、中国で開催されたGATS国際演劇フェスティバルでは、日本を代表する高等教育機関の一員として参加。世界14ヶ国の参加校が集まるこのフェスティバルで、シェイクスピア作『夏の夜の夢』のオーベロン役を演じ、見事に最優秀主演賞を受賞するという実績を残しました。

桐朋学園を修了後、北京の中央戯劇学院から特待生としての留学の機会を得ます。留学中は演劇系の中国語クラスに在籍し、中国演劇や歌唱、太極拳など、多岐にわたる分野を学びました。また、北京蓬蒿劇場（Penghao Theatre）が主催するフェスティバルには演出助手として参加。現地の俳優たちと共に作品を創り上げる経験は、高い評価を得ました。

帰国後は約一年間、フリーランスの俳優として活動を展開。その傍ら、学生時代の同期と協力して演劇団体を立ち上げ、自主的な創作活動も行いました。その後、劇団俳優座の演劇研究所に入所し、さらなる研鑽を積みますが、2021年に退団しました。

2021年9月からは株式会社髙杉企画に所属していましたが、2023年5月に同社がSTRAIGHT entertainmentと合併したことに伴い、現在はSTRAIGHT entertainmentの所属俳優として活動を続けています。

人物

石川修平は、多才な特技と多彩な趣味を持つ人物です。特技としては、空手、サッカー、そして北京語を挙げることができます。

趣味は、ラジオを聴くこと、釣り、サイクリング、読書です。特にラジオは生活の一部となっており、多くの番組を愛聴しています。具体的には、『伊集院光 深夜の馬鹿力』、『オードリーのオールナイトニッポン』、『アルコ&ピース D.C.GARAGE』、『ハライチのターン！』などを好んで聴いているようです。

釣りにおいては、自ら釣った魚を調理して食べることをモットーとしており、そのこだわりがうかがえます。また、熱心なヒップホップファンとしても知られ、自らチケットを手配してMCバトルやライブに足を運ぶほどです。中でも、Creepy Nutsの熱狂的なファンであると公言しています。好きな作家としては、朝井リョウ氏の名前を挙げています。ゲームはあまり頻繁にはプレイしないものの、歴史シミュレーションゲームの『信長の野望』シリーズは定期的に楽しんでいるとのことです。

ペットとして、東京へ上京した頃からカメを飼育しており、その名前はヤマゴンです。また、実家には二匹の猫が暮らしています。家族構成は、父、母に加え、兄、姉、妹がいる四人兄妹です。

主な出演作品

映画

「サイレントトーキョー」（2020年、波多野貴文監督）

配信ドラマ

「サンクチュアリ-聖域-」（2023年、Netflix配信、江口カン監督） - 猿空 役

テレビ

TBS「消えた天才 ３時間ＳＰ」（2018年）

CM

横浜ゴム（2018年）
高松建設『情熱のリズム』篇（2019年）
サカゼン『Bliss World』（オーダースーツ）篇（2019年）
コカコーラ（2019年）

舞台

「森は生きている」（2015年） - 2月の精カラス役
「肉弾」（2016年） - 軍曹役
「時の物置」（2017年） - 加賀美義雄役
「僕たち、私たちは。」（2017年） - ゴロウ役
「花粉熱」（2017年） - ディヴィッド・ブリス役
紛争地域から生まれた演劇9「朝のライラック（ダーイッシュ時代の死について）」（2017年） - アブーバラ役
「わが闇」（2018年） - 守口寅夫役
「チャリングクロス街84番地」（2018年） - フランク役
「から騒ぎ」（2019年） - ベネディック役
「終わりにする、一人と一人ヶ丘」（2019年） - 男2役
「マクベスの悲劇」（2020年） - アンガス役

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