石川県庁舎

石川県庁舎の概要

石川県庁舎は、石川県金沢市鞍月に位置する広域自治体の庁舎総称です。ここには、行政庁舎、警察本部庁舎、議会庁舎の3つの主な施設があり、それぞれが重要な役割を担っています。特に、新しい庁舎は県民に広く開放されており、地域の憩いの場としても利用されています。

沿革の概要

石川県庁の歴史は1873年に始まり、美川町から金沢市に移転しました。その後、1880年に1代目の庁舎が完成し、1924年には2代目庁舎が竣工しました。1945年の戦後も、2代目庁舎は石川県の象徴的な建物として存在し続けましたが、老朽化が進む中、1992年に新しい庁舎への移転構想が始まりました。

1996年に移転の基本構想が策定され、1999年には新庁舎の建設がスタート。2002年には3代目の庁舎が完成し、2003年1月に正式に開庁しました。

新庁舎の特徴

新しい石川県庁舎は、県民に開かれた施設として設計されています。敷地には広大な緑地帯「県民の杜」が広がっており、庁舎が閉まっている日でも住民が気軽に訪れることができます。また、行政庁舎の19階には展望ロビーと喫茶店が設置されており、訪問者は金沢市内を一望できるスポットとしても人気です。

各庁舎の詳細

1. 行政庁舎: 地上19階、地下2階、鉄骨構造で、総延床面積は68,975.09m²です。
2. 警察本部庁舎: 地上8階、地下1階で延床面積24,125.07m²。
3. 議会庁舎: 地上4階、地下1階、延床面積12,453.97m²。

議会庁舎には52席の議場席と200席の傍聴席が設けられています。

交通アクセス

石川県庁舎へのアクセスは非常に便利で、近くの県庁バス広場には多くのバス路線が停車しています。金沢駅や市内各所への直通バスが運行されており、特に出勤・退勤時間帯には便利なダイレクト便があります。また、能登方面への特急バスもバス広場に乗り入れており、地域住民の利便性が高いです。

周辺施設

新石川県庁舎の周辺には、石川県立中央病院や日本赤十字社の血液センター、地場産業振興センターなど、さまざまな公的施設が存在します。さらに、石川県立金沢西高等学校も近くに位置し、教育機関との連携も見られます。

まとめ

新しい石川県庁舎は、歴史を感じさせる古い庁舎から現代的な建物へと移り変わり、地域に根ざした行政サービスを提供しています。多様な施設と利便性の高いアクセスを持つこの場所は、県民の生活の一部となっており、今後も重要な役割を果たしていくことでしょう。

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