石森大誠選手のプロフィール
基本情報
経歴
プロ入り前
石森大誠は、
宝達志水町立相見小学校の2年生で野球を始めました。小学4年生から
投手を務め、後に
宝達志水町立押水中学校に進学し、同じく
投手として活躍しました。その後、遊学館高等学校に進学し、
投手と
外野手としてプレーします。特に3年生の夏には背番号10を背負い、高校野球選手権大会に出場。九州学院との対戦では
登板機会はありませんでしたが、東海大相模との3回戦では救援
登板。高校生活を通じて成長しました。
高校卒業後、
東北公益文科大学へ進学。大学では
外野手としての活躍のほか、3年生以降には
投手としても兼任。4年生時にはエースナンバーを背負い、主将を務めるなどチームを牽引しました。大学4年間では数々の受賞歴を持つ選手に成長しましたが、2019年のドラフトでは指名を受けることはできませんでした。
熊本ゴールデンラークスへの加入
大学卒業後は熊本ゴールデンラークスに入団し、1年目から公式戦での
登板を果たしました。ただし、
都市対抗野球大会では
登板機会はありませんでした。次第に頭角を現し、熊本ゴールデンラークスを母体とする九州アジアリーグの火の国サラマンダーズに移籍。ここで馬原孝浩GMの元で
フォークボールを習得し、主に救援
登板で圧倒的な成績を残しました。特に2021年には自己最速155km/hを記録し、リーグ最多
セーブとMVPに輝く功績を達成しました。
その後のNPBドラフトで
中日ドラゴンズに3巡目で指名を受け、契約金や年俸の魅力もあり、晴れてプロの舞台に立つこととなりました。2022年は春季キャンプで一軍メンバーに選出され、オリックス戦で
オープン戦初
登板。しかし、その後のシーズンでは調子を欠き、二軍での成績は大変厳しいものでした。2023年も同様の苦戦を強いられ、
ウエスタン・リーグでの成績は
防御率10.53と振るわなかったものの、
みやざきフェニックス・リーグでは改善の兆しを見せました。
投手としての特徴
石森選手は最速155km/hの直球が持ち味で、ピッチングスタイルが注目されています。変化球にはツーシームやカットボール、フォークを駆使するなど多彩な技術を持っていますが、ここ数年は制球力に課題を抱えています。これを克服するための取り組みを続けており、次のシーズンへの期待が寄せられています。
人物像
プライベートでは、熊本時代に後輩の捕手に食事の面倒を見てもらい、バランスの良い食事を取ることで身体の成長を促進させました。また、2024年に能登半島地震が発生した際には、家族が無事であったものの、自身はプレーで地域を活気づける決意をしました。
まとめ
石森大誠選手は、これからの活躍が期待される若手選手であり、特に彼の次なるシーズンでの成長が注目されています。
石川県出身の選手として、地域にも誇りを持つ選手としての活躍を望んでいます。