石橋貴明のたいむとんねる

石橋貴明のたいむとんねる

『石橋貴明のたいむとんねる』は、2018年から2020年まで放送されていたフジテレビ系列のトークバラエティ番組で、全92回の放送を重ねました。この番組は、人気コメディアン・石橋貴明がMCを務め、大人たちに懐かしさを呼び起こすことを目的としたトークを展開しました。番組の放送時間は毎週月曜日の23:00から23:40で、視聴者に愛された『COOL TV』枠内に位置していました。

番組の特徴

本番組は、身近でありながらも少し前の時代を振り返るトークが中心で、ゲストと共にアイドル、テレビ、歌謡曲、漫画、さらには菓子や野球など多岐にわたるテーマに触れながら、リスナーのノスタルジーを刺激しました。初年度の2018年には、ミッツ・マングローブが共演MCとして参加していましたが、2019年4月以降は石橋が単独でMCを務めることになりました。

ゲストとコーナー

ゲストは毎回異なり、実力派の芸能人が1組または数組登場し、自分たちの体験や感想を語り合います。また、さまざまなコーナーも設けられていました。その中には「こつぶとんねる」という懐かしい物や流行を振り返るコーナーや、髙嶋政宏による「変態グルメの世界」といったユニークな企画が含まれています。

さらに、千鳥と共に行うロケ企画や、世代を超えたゲストが選曲するカラオケコーナーも大いに盛り上がりました。特にカラオケ企画では、ターゲットの心に響く楽曲を選ぶバトルが繰り広げられ、視聴者の期待を超える展開が話題を呼びました。

番組の背景と終焉

本番組が誕生した背景には、フジテレビ全体の視聴率低迷が影響しています。これにより、他の出演者をキャスティングする余裕がなく、石橋の独自のスタイルを中心とした形で新しいプログラムがスタートしました。2020年3月、全ての放送を終えると、約2年間で放送された本番組はその幕を下ろしました。新番組『石橋、薪を焚べる』がスタートしましたが、これは関東ローカルのため、全国放送での石橋の出演番組はこの『たいむとんねる』が最後となりました。

スタッフそしてサポート

幅広い分野の若手から中堅の女性アナウンサーが週替わりで参加し、サポート役を務めました。また、ナレーションは半田裕典が担当し、構成には遠藤察男や酒井健作らが名を連ねていました。さらに、写真撮影やリサーチといった多方面で多くのスタッフがバックアップを行い、番組を盛り上げました。

番組公式サイトやSNSでの情報発信も行われており、ファンとのつながりを大切にしたスタンスも特徴的でした。このようにして、『石橋貴明のたいむとんねる』は、懐かしさを提供しつつ、新たなエンターテインメントの形を模索し続けた番組として記憶されています。

もう一度検索