石橋貴明のレディオイシバシーノ（仮）

石橋貴明のレディオイシバシーノ（仮）

『石橋貴明のレディオイシバシーノ（仮）』は、ニッポン放送にて2001年10月7日から2002年3月24日、さらに2002年10月4日から2003年3月21日まで放送されたトーク番組です。この番組は、とんねるずのメンバーである石橋貴明がパーソナリティを務め、多彩な話題を扱う自由なスタイルが特徴でした。

この番組が立ち上がるきっかけは、石橋がかつてレギュラー出演していた『とんねるずのオールナイトニッポン』の終了後、しばらくの間ニッポン放送から離れていたことにあります。しかし、所属事務所のアライバルからの提案で、ラジオ番組を再開することとなりました。石橋は、女猿という新たなキャラクターのプロモーションを行うための場としてラジオを活用することに決めたのです。

放送の際に掲げられたキャッチコピー、”各界の実力者とBIGトーク”は期待を抱かせましたが、実際には毎回ビッグなゲストは登場しないことがあらかじめ明言されていました。また、リスナーの聴取環境を考慮し、眠気を誘うような楽曲は流さないという方針も打ち出されました。番組そのものには固定のコンセプトがなく、タイトルに「仮」を付けたまま放送されるなど、気軽な雰囲気が漂っていました。

番組の構成は非常にシンプルで、特別なコーナートークは設けられず、石橋自身の業界やプライベートトークを中心に展開されました。リスナーは石橋の素の姿を見ることができる貴重な機会でした。このようなスタイルは、彼のユーモアとトーク力を活かし、リスナーを楽しませていました。

また、初回放送時には、長年ニッポン放送に出演がなかったため、スタッフの厚待遇を受けて歴史的な再スタートを切ったことも特筆すべき点です。しかし、2002年3月に一旦終息し、2002年10月から再開されたものの、放送時間は変更され、尺も短縮されることとなりました。

その後、この番組が終了した後も、とんねるずや石橋にとってはしばらくの間レギュラー番組が編成されない時代が続きました。この空白期間は長く、石橋がラジオのレギュラー番組を持つことは2018年まで実現しませんでした。しかし、2021年には『石橋貴明のGATE7』という新たな番組が始まり、再び石橋のラジオ活動が注目されることとなります。

当番組のパーソナリティであった石橋貴明は、番組のユニークなスタイルや、リスナーとの距離感を大切にし、単なるトーク番組に留まらないエンターテインメントを提供したことが、多くの人々に記憶されています。リスナーにとっても、石橋の素顔やトークを楽しむ場であり、多くの人々に愛された番組として、その存在は今でも語り継がれています。

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