石田貫之助

石田 貫之助（いしだ かんのすけ）

概要

石田貫之助は、1850年1月13日に但馬国の新井村で生まれ、1934年10月8日に死去した日本の政治家です。彼は明治・大正時代にかけて兵庫県会議員、衆議院議員、富山県知事などの政治的役割を担い、日本の政治の発展に貢献しました。旧姓は太田垣です。

生い立ちと経歴

石田は農業と酒造業を営む太田垣家に生まれ、養子として石田小治郎の家に入りました。1879年には兵庫県会議員に選出され、その後、政治活動を活発に行います。1880年5月から1881年2月の間には副議長、さらに同月から1890年7月まで議長を務め、地域の政治に多大な影響を与えました。また、郡部会議長や常置委員としても活動し、地方自治体の発展にも寄与しました。

石田は政治活動を通じて、立憲改進党に参加し、さらに愛国公党の創立メンバーにも名を連ねました。その後、自由党に入党し、政治的信念を持って活動を続けました。

1890年7月には第1回[[衆議院議員総選挙]]に出馬し、兵庫県第四区で当選を果たします。以降、石田は第4回総選挙まで連続で4回当選し、その後も第6回と第9回の選挙で当選を重ね、通算6回の衆議院議員としての地位を確立しました。

知事としての活動

1897年4月7日、石田は第2次松方内閣によって富山県知事に任命され、1898年2月5日までその職にありました。この期間中、地域の発展や行政の整備に取り組みました。知事としての石田の業績は、地方自治体の発展において重要な一歩となりました。

また、彼は神戸又新日報の発刊にも関与し、報道業界にも寄与していました。このように、石田の活動は多岐にわたります。

栄典

石田はその功績により、1897年5月31日に正五位を授与されています。

参考文献

• - 山崎謙編『衆議院議員列伝』衆議院議員列伝発行所、1901年。
• - 歴代知事編纂会編『新編日本の歴代知事』歴代知事編纂会、1991年。
• - 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。

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