砂原奏

砂原 奏（すなはら かなで）

砂原奏（すなはら かなで）は、2006年12月23日生まれの女流棋士で、日本将棋連盟に所属しています。彼女の女流棋士番号は86で、千葉県船橋市出身。現在、加瀬純一七段の門下生として、将棋の技術を磨いています。彼女は國學院高等学校に在学中であり、若手棋士として注目されています。

将棋との出会いと棋歴

彼女が将棋を始めたのは2016年ごろで、同い年のいとこの影響が大きかったようです。この頃から彼女は将棋に興味を持ち、技術向上に力を入れていきました。2018年以降は、日本女子プロ将棋協会（LPSA）の女流棋士育成プロジェクトである「GSPチャレンジ」に参加し、本格的に棋士としての道を歩み始めます。そして2019年10月には関東研修会に入会し、C2クラスで学び始めました。

2023年8月には、関東研修会でB2クラスに昇級し、女流2級の資格を取得しました。このような着実な進展を遂げた彼女は、同年9月1日付で日本将棋連盟に所属の女流2級棋士となりました。

棋風と特徴

砂原の棋風は、得意戦法として振り飛車を挙げています。振り飛車は、将棋の戦法の一つで、自身の飛車を振って有利な形に持っていくスタイルです。彼女はこの戦法を駆使して、多くの対局で勝利を収めています。

昇段・昇級履歴

• - 2023年09月01日 - 女流2級（プロ入り）

主な成績・アマチュア時代の戦績

砂原は、アマチュア時代から多くの大会で好成績を収めています。具体的な成績は以下の通りです。

• - 2022年08月 - 第16回白瀧あゆみ杯争奪 新人登竜門戦 準優勝
• - 2022年08月 - 第16回白瀧あゆみ杯争奪 新人登竜門戦 アマチュア予選 優勝
• - 2016年10月 - 第48期女流アマ名人戦 Ａクラス 3位
• - 2018年08月 - 第12回小学生女子将棋名人戦 全国大会 優勝
• - 2020年08月 - 第12回中学生女子将棋名人戦 全国大会 4位
• - 2021年08月 - 第13回中学生女子将棋名人戦 全国大会 優勝
• - 2022年08月 - 第35回全国高等学校将棋竜王戦 全国大会 ベスト8進出
• - 2023年08月 - 第59回全国高等学校将棋選手権大会 女子個人 優勝

特に2023年には、全国高等学校将棋選手権大会での優勝を果たすなど、急激に成長を遂げています。ただし、同年8月に予定されていた第36回全国高等学校将棋竜王戦には、女流棋士資格を得たため出場辞退を余儀なくされました。

おわりに

砂原奏は、将棋界に新たな風を吹き込む若手棋士として、今後さらなる成長が期待されています。彼女の将棋に対する情熱や努力は、将棋ファンのみならず多くの人々に感動を与えています。これからの彼女の活躍から目が離せません。

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