社会保障を立て直す国民会議

社会保障を立て直す国民会議に関する詳細

「社会保障を立て直す国民会議」(しゃかいほしょうをたてなおすこくみんかいぎ)は、衆議院内の旧民進党系会派であり、2019年に結成され、同年に解散した組織です。この会派は、手続き上無所属の会として2017年にスタートし、その後、名称を変更して衆議院に届け出られました。こちらの会派の略称は「社保」でした。

2019年9月、同会派は立憲民主党や国民民主党と統一会派「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」に合流し、これに伴い独立した会派としては解散の運命をたどりました。しかし、合流後も会派名を引き継ぎつつ、2020年9月までその活動を続けました。

会派の成立背景

無所属の会という前身組織は、旧民進党系勢力の統合を目指して活動しておりましたが、立憲民主党と国民民主党間の対立により合意が形成されず、統一会派形成の見通しが立たない状態が続きました。そのため、2018年11月頃には統一会派設立を目指す方針に修正し、最終的には無所属の会を基にした新党結成の考えを示すことになりました。

しかし、立憲民主党が政党間協議を避けている姿勢を貫き、新党結成の計画は2018年の年末には断念されました。2019年1月には、岡田克也や安住淳などの議員が立憲会派への参加を決定する一方で、野田佳彦は無所属の会に残留し、新たに「社会保障を立て直す国民会議」を結成しました。

活動のその後

新会派は当初、無所属の会に残る4名に加え、活動に参加した他の議員とも連携を図り、所属人数を増やしていきました。2019年3月には本村賢太郎が衆院議員を辞職して、市長選挙に立候補するため活動を続ける中、会派の存続が続きました。

また、同年5月には旧希望の党からの議員2名が新たに会派に参加し、全体の人数が増えました。代表の野田は、立憲民主党の枝野幸男と折衝し、衆院選に向けて協力する意向を示しました。これにより、両党の連携強化が進んでいくことになります。

2019年9月には、枝野と国民民主党の代表との会談の末に、旧民進系3党派からなる統一会派が樹立されることが決定されました。社保の要望により会派名が「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」となる過程も特筆すべき点です。この新会派は、1947年以降においても最も長い名称を持つ会派となる見通しでした。

解散とその後

最終的に、新会派への合流が行われた2019年9月30日、独立した会派としての「社会保障を立て直す国民会議」は解散を迎えました。合流後も会派内のグループとして活動を続けつつ、国民民主党や社保との連携を強化し、新たな体制へと移行しました。一部報道によると、このグループは2020年9月時点でも活動を続け、党内での役割を果たしていたことが伝えられています。

会派解散時点での議員の数は8名であり、それに伴い無所属議員たちも新党設立に向けて動きがありました。新党結成後の活動がどう展開して行ったのか、その後の政治的動向を見守る必要があります。

以上が、「社会保障を立て直す国民会議」の概要とその活動履歴であり、国政におけるその影響がいかに重要であったかを示す情報となるでしょう。

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