社会福祉士介護福祉士養成施設指定規則

社会福祉士介護福祉士養成施設指定規則は、社会福祉士及び介護福祉士法に基づき、養成施設の指定に関する事項を定めた厚生労働省令です。この省令は、1987年2月15日に「社会福祉士介護福祉士学校職業能力開発校等養成施設指定規則」として制定されました。制定当初は、社会福祉士や介護福祉士を養成する学校だけでなく、職業能力開発校なども対象としていました。

その後、2007年の改正により、省令の題名が「社会福祉士介護福祉士学校養成施設指定規則」に改められました。この改正により、職業能力開発校は対象から外れ、学校に特化した規則となりました。さらに、2008年の改正では、学校の指定に関する事項が、別途制定された「社会福祉士介護福祉士学校指定規則」に移行されることになり、現在の「社会福祉士介護福祉士養成施設指定規則」という名称に至りました。

この省令では、社会福祉士や介護福祉士を養成するための教育内容が規定されています。教育内容は、基礎分野と専門分野に大別されます。基礎分野では、人間とその生活に対する理解を深めるための科目が設けられています。

専門分野では、社会福祉に関する専門知識や技術を学ぶための講義や演習、実習が実施されます。具体的な科目としては、社会福祉概論、老人福祉論、障害者福祉論、リハビリテーション論などの講義科目のほか、社会福祉援助技術、レクリエーション活動援助法、介護技術などの演習科目、家政学実習や介護実習といった実習科目が設けられています。さらに、老人・障害者の心理、家政学概論、医学一般、精神保健、介護概論といった専門性の高い講義も行われます。また、介護に関する専門的な知識や技術を習得するための形態別介護技術、介護実習指導なども含まれています。

具体的には、社会福祉原論、老人福祉論、障害者福祉論、児童福祉論、社会保障論、公的扶助論、地域福祉論といった社会福祉に関する基本的な理論を学ぶ科目や、社会福祉援助技術論、社会福祉援助技術演習、社会福祉援助技術現場実習、社会福祉援助技術現場実習指導といった実践的な技術を習得するための科目が設けられています。また、心理学、社会学、法学、医学一般といった隣接分野の知識も学ぶことができます。

社会福祉士や介護福祉士を目指す者は、これらの教育内容を通じて、専門知識や技術を習得し、人々の福祉に貢献するための能力を養うことが求められます。

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外部リンク

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