神はサイコロを振らない (漫画)

神はサイコロを振らない

『神はサイコロを振らない』は、竹内元紀による日本のギャグ漫画作品。2009年5月号から2010年5月号まで『月刊少年エース』（角川書店）にて連載されました。単行本は全2巻。

概要

作者である竹内元紀の漫画が『月刊少年エース』に掲載されたのは、『シスター・ルカは祈らないで!!』の最終回以来、約半年ぶり。そして『月刊少年エース』において4作目の漫画作品となります。過去の作品から作風が一新されましたが、作者特有の下ネタは健在です。

ストーリー

この世界には、6つ集めると願いが叶うという不思議なサイコロ「キャラメル・ダイス（C・D）」が存在します。物語は、新任教師である紫明奏羽が、学者だった父親のC・Dを使った願いによって、大人になった今も幼児体型であるという設定から始まります。自身の体型に悩む奏羽は、C・Dを集めて本来の姿に戻ることを決意し、奔走します。

登場人物

紫明奏羽（しめい かなう）
本作の主人公。23歳の独身女性で、高校の国語教師。父親の願いによって幼児体型のまま成長してしまった。C・Dを集め、元の体を取り戻そうと奮闘します。産休中の丸川先生の代わりに、四条のクラスに赴任しました。
四条望（しじょう のぞむ）
本作の準主人公。奏羽のクラスの学級委員を務める生徒。眼鏡をかけています。物語の途中で、なぜか女性ものの下着を頭にかぶり、エプロンをつけるという奇妙な姿になります。
ミカゲ
奏羽の父親が製作したロボット。若い女性の姿をしています。奏羽が未来で困った時のためにと、父親が残しました。アンテナでC・Dの場所を特定したり、様々な情報を感知する能力を持ちます。
今出川祈理（いまでがわ いのり） / ラビット団のリーダー
奏羽の同僚教師。実は、C・Dを集めることを悲願とする泥棒一族の末裔です。C・Dを集める目的は、自分につきまとう牛若兄弟との縁を切ること。ある出来事をきっかけに望に惚れ、ウサミミをつけるようになります。
牛若兄弟（うしわかきょうだい）
今出川をサポートする老人の兄弟。学校ではそれぞれ校長・教頭として潜伏しています。
兄・牛若一漏（うしわか いちろう）
学校の校長。モヒカン頭が特徴的な老人。
弟・牛若二漏（うしわか じろう）
学校の教頭。2つのモヒカンが特徴的な老人。
奏羽の父親
故人。考古学者であり、C・Dを発見した人物。娘を小さいままにしたいと願った、少し変わった愛情を持つ人物です。
新町雫（しんまち しずく）
奏羽のクラスに転校してきた生徒。「〜ッス」が口癖。
カシワ
雫のペットで、言葉を話す鳥。
姉小路（あねこうじ）
雫の仕事上の先輩。

用語

キャラメル・ダイス（C・D）
6つ集めると願いが叶うという不思議なサイコロ。そのうち1つは四条の祖父が所有していました。

関連項目

シスター・ルカは祈らないで!!
作者である竹内元紀の前作。
サイコロ
アルベルト・アインシュタイン
* 不確定性原理

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