神奈川大学体育会山岳部

神奈川大学体育会山岳部について

神奈川大学体育会山岳部は、神奈川大学に属する登山部で、1929年からその歴史が始まりました。2000年には「夢抱き・夢育み・夢実現」というスローガンを掲げ、セブンサミッツ計画を推進し、世界で初めて単一大学によってすべての大陸の最高峰を登頂するという偉業を成し遂げました。特に2009年には南極大陸最高峰であるヴィンソン・マシフ峰を含む七つの大陸の最高峰を制覇し、名実ともに一流の山岳部としての地位を築きました。

歴史

横浜専門学校から始まり、アルパイン・クライミング部門は2003年から2009年にかけて積極的に活動し、セブンサミッツ計画の達成に貢献しました。現在は創部100年に向けて「グレートサミッツ&ジャイアンツ」、略してG&G計画を進めており、世界の名峰やヒマラヤ・カラコラムの8000m峰を登頂することを目指しています。また、スポーツクライミング部門も設立され、世界選手権での成績も素晴らしいものとなっています。

アルパイン部門の活動

セブンサミッツ計画においては、数々の遠征が成功を収めています。

• - 2003年: アコンカグア遠征
• - 2004年: エルブルース遠征（夏）、コジウスコ遠征（秋）
• - 2005年: キリマンジャロ・ケニヤ峰遠征
• - 2006年: アラスカ・デナリ（マッキンリー）遠征
• - 2009年: チョモランマ（エベレスト）登頂
• - 2009年12月: 南極大陸最高峰ビンソン・マシフ峰登頂

G&G計画の一環として、マレーシアのキナバル山やモンブラン、マッターホルン、ロシアコーカサス山脈のエルブルースも登頂しています。
士らは過去には事故で命を落とす悲劇もありましたが、挑戦を続ける精神が脈々と受け継がれています。

スポーツクライミング部門の活動

セブンサミッツの成功を受けて、大学は高さ12mのクライミングウォールを建設し、2013年にスポーツクライミング部門が設立されました。この部門は、数々の優れた選手を抱え、国内外の大会で輝かしい成績を上げています。選手たちは毎年最大2名が優秀な成績で入学し、数々の大会に挑戦しています。

これまでに、やま内誠選手はボルダリングジャパンカップでの勝利やワールドカップでの好成績を収めており、安田あとり選手や飯田譲選手も国内外での活躍が注目されています。2018年には原田海選手がオーストリアでの世界選手権で優勝し、部の名をさらに高める結果となりました。

まとめ

神奈川大学体育会山岳部は、アルパイン部門とスポーツクライミング部門でそれぞれの手法で山の魅力を追求し続けています。登山というスポーツを通じて、挑戦し続ける精神を育み、将来的な目標に向かって努力を惜しまない姿勢は、部員たちの成長を促しています。彼らの活動を知れば知るほど、登山の魅力が深まっていくことでしょう。

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