神奈川県立スポーツセンター陸上競技場

神奈川県立スポーツセンター陸上競技場

神奈川県立スポーツセンター陸上競技場は、神奈川県藤沢市にある第二種公認の陸上競技場です。この競技場は、神奈川県立スポーツセンターの一部として設けられており、多くのスポーツイベントや競技者に利用されています。

歴史と沿革

この競技場は1962年の3月に開場し、当初から陸上競技のために設計された体育施設です。開場からわずか数ヶ月後の7月には、隣接する補助競技場も完成しました。1970年には全国規模の競技大会である第18回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会がここで開催され、多くのアスリートがこの場での戦いを繰り広げました。68年には神奈川県立体育センターが設置され、地域のスポーツ振興に貢献しています。

施設の概要

競技場は、トラックとフィールドエリアから構成されています。具体的には、1周400メートルを誇るオールウエザー舗装のトラックが8コース設置されており、トラックの面積は4,715.36平方メートルとなっています。トラックの曲率半径は36.306メートルであり、特に3,000メートル障害のための水留ポイントも備えています。

フィールドエリアには、さまざまな投てき競技や跳躍競技に必要な設備が整っています。走高跳、槍投、砲丸投、円盤投、ハンマー投の競技場はそれぞれ2面ずつ設置されており、フィールド全体の面積は10,310.93平方メートルです。また、棒高跳や走幅跳、三段跳のための専用アウトフィールドも用意されています。

さらに、競技場の収容人数は約5,200人で、固定座席が約4,000席用意されています。メインスタンドには固定式の座席があり、それ以外のエリアは芝生席となっています。

現在の利用状況

以前は神奈川県内のメインスタジアムとしての役割を果たしていましたが、Jリーグの開幕以降、さまざまな新しいスタジアムの建設が進み、その位置付けは変わりました。それでも、陸上競技場としては依然として多くの大会や練習が行われており、地域のスポーツ活動の中心として機能しています。特に地域の中高生やアマチュアアスリートにとっては、貴重な練習の場であり続けています。

神奈川県立スポーツセンター陸上競技場は、地域のスポーツの振興や発展に大いに貢献しており、今後も様々な大きなイベントが予定されています。地元民やアスリートにとって、重要な意味を持つ施設として、これからも多くの利用が期待されています。

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