神奈川県立上矢部高等学校

神奈川県立上矢部高等学校の概要

神奈川県立上矢部高等学校は、横浜市戸塚区に位置する公立の高等学校です。1983年に設立され、全日制の普通科としてスタートしました。その後、1995年には美術陶芸コースが開設され、さらに2017年には美術科が新設されるなど、教育課程の充実を図っています。2020年以降は、普通科において「インクルーシブ教育実践推進校」に指定され、様々な障がいを持つ生徒が共に学べる環境づくりにも力を入れています。

設置学科

同校では、普通科と美術科が設置されており、特に美術科は創設されてから多様な芸術教育の提供に取り組んでいます。美術科以前の一般コースには、2016年度まで美術陶芸コースも存在していました。これにより、生徒たちは多様な美術の分野に触れる機会が広がり、アートに対する理解を深めています。

沿革

上矢部高等学校は、1983年4月に開校し、創立から数多くの記念行事を開催しています。10周年や20周年では記念式典を行い、2017年には美術科1期生が入学するなど、学校としての成長を続けています。これらの歴史は学校のアイデンティティを形成し、地域社会とも深く結びついています。

特色ある取り組み

美術科では、基礎デザインの授業を通してトイレアートを制作したり、体育祭ではデコレーションの制作を行っており、地域住民との交流も図っています。また、戸塚区民文化センターでの卒業制作展も実施され、生徒たちの創作品を披露する場となっています。

学校行事と部活動

学校行事は、体育祭や翔矢祭、修学旅行など多岐にわたります。体育祭では学年ごとに分かれ、応援ダンスやデコレーションのパフォーマンスが名物となり、多くの生徒が参加し楽しんでいます。部活動についても特筆すべき点があり、2008年には女子バスケットボール部が関東大会に進出するなど、運動部と文化部の両方で成果を上げています。文化部では、28年連続で全国高等学校総合文化祭に出場した実績があります。

制服と施設

制服は男女共に紺色のブレザーとグレーのチェック柄のズボン・スカートが特色で、自由なセーターの選択肢もあります。施設としては、普通教室や専門教室、多目的美術室などが整備され、学習環境が充実しています。特に美術室などの専門的な施設は、美術科の生徒たちが創作を行うために重要な空間となっています。

アクセス

横浜市営地下鉄やバスを利用してのアクセスが可能で、周辺環境も良好です。駅からの徒歩圏内にあり、安全で通学しやすい立地にあります。

著名な出身者

この学校を卒業した著名な出身者には、画家やサッカー選手、陶芸家などがいます。特に、淺井裕介や加賀美円らは、それぞれの分野で活躍しており、母校への誇りを感じさせる存在となっています。

神奈川県立上矢部高等学校は、普通科と美術科を有し、地域とのつながりを大切にしながら生徒が成長するための環境を提供しています。

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