神奈川県立西湘高等学校

神奈川県立西湘高等学校

神奈川県立西湘高等学校は、神奈川県小田原市に所在する公立高等学校です。「西湘（せいしょう）」または「西湘高校（せいしょうこうこう）」の通称で親しまれています。元々は神奈川県立小田原城東高等学校の普通科が分離独立する形で開校しました。

設置学科

普通科

沿革

1957年4月4日：小田原市立酒匂中学校より仮校舎に移転
1957年4月5日：第1学年入学式および開校式
1959年1月31日：校歌発表
1960年1月12日：校旗伝達式
1961年1月19日：校舎落成式
1986年3月27日：新体育館竣工
2004年4月1日：二学期制導入
2005年4月：理数コース設置。スーパーサイエンスハイスクール指定
2008年3月24日：校舎改修第一期工事竣工(C・D棟)
2009年7月22日：校舎改修第二期工事竣工(B・E棟)
2011年4月：スーパーサイエンスハイスクール継続指定
2011年6月25日：校舎改修第三期工事竣工(A棟)
2017年4月：理数コースの生徒募集を停止し、コース制を解消。スーパーサイエンスハイスクールの指定終了
2016年：プログラミング教育推進指定校

特徴

西湘高校は、もともと女子校としてスタートしました。かつては「理数コース」という特別コースがあり、理数科目に特化した学習が行われていましたが、2017年度入学者からは募集を停止しています。普通科では、1年次に音楽、美術、書道の各クラスに分かれ、2年次からは文系、文理系、理系のコース選択が可能です。

学校行事

2012年度までは毎年5月に小田原城山競技場にて陸上競技大会が開催されていました。2013年度からは、隔年開催だった体育祭と文化祭（西湘祭）が、両方とも6月に開催されるようになりました。2015年度以降は、体育祭が6月、文化祭が9月に開催されるのが恒例となっています。また、球技大会が年に2回（3年生は1回）開催されていましたが、2018年からは年1回の開催となっています。

校舎

校舎はA棟からE棟までの5棟を中心に、部室棟、体育館、柔剣道場などが配置されています。2007年から耐震工事が行われ、その間はグラウンドやテニスコートに仮設校舎が建設されました。2011年には、同窓会・後援会からの寄贈により、各教室にエアコンが設置されています。

部活動

運動部が18、文化部が11、同好会・愛好会が6あります。かるた部（全国大会出場）や吹奏楽部（東関東大会出場）などの文化部が実績を残していましたが、近年は運動部も活発で、陸上部（インターハイ・国体出場）、卓球部（関東大会出場）、弓道部（関東大会出場）、男子ソフトテニス部（関東大会出場）などが活躍しています。特に男子ソフトテニス部は、2018年、2021年、2022年と関東大会への出場を果たしています。

俳優の阿藤快さんが在校していた頃、女子校だったため野球部がなく、野球部のある他校への編入を試みたものの叶わず、西湘高校に復学したというエピソードがあります。その後、教員や生徒の熱意により野球同好会が設立され、後に野球部として昇格しました。

交通

東海道線 (JR東日本)「鴨宮駅」徒歩8分
箱根登山バス「西湘高校入口」バス停下車徒歩3分 (ダイナシティから小田原東郵便局経由鴨宮駅行き)

著名な出身者

佐々木奈保美 - 衆議院議員
府川裕一 - 開成町長
松本一彦 - 真鶴町長
勝俣浩行 - 箱根町長
武井政二 - 元神奈川県副知事
川口勝 - バンダイナムコホールディングス社長、日本玩具協会副会長
阿藤快 - 俳優
藍坊主 - ロックバンド（藤森真一、hozzy、亀井栄）
佐藤ルミナ - 元総合格闘家
鈴木健二 - 情報工学者
いまのまい - 歌手、元アイドル
繁田隼 - 元プロ野球選手
ジョニー志村 - ものまねタレント

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