神奈川県第4区 (中選挙区)

神奈川県第4区について

神奈川県第4区は、衆議院の選挙区で、1976年に設置されました。この選挙区は、当時横浜市全域を含む神奈川県第1区から分割され、4つの区が設定されました。最初は定数4でスタートし、その後1992年の公職選挙法改正により定数が5に増加しました。

区域の変遷

1992年（平成4年）の改正後、神奈川県第4区の区域は以下のように設定されました:

• - 横浜市南区
• - 横浜市保土ケ谷区
• - 横浜市磯子区
• - 横浜市金沢区
• - 横浜市戸塚区
• - 横浜市港南区
• - 横浜市旭区
• - 横浜市瀬谷区
• - 横浜市栄区
• - 横浜市泉区

このように、さまざまな地域が選挙区に含まれ、市民の声が集約されていました。また、1975年（昭和50年）には定数が4のままでしたが、後に改正で定数が5に増えることとなります。

選出議員と選挙結果

神奈川県第4区での選挙は、以下のような日程で行われました:

• - 1980年: 解散日5月19日、投票日6月22日。最後の有権者数1,067,327人、最終投票率は70.57%。
• - 1983年: 解散日11月28日、投票日12月18日。最後の有権者数1,149,427人、投票率は60.09%。
• - 1986年: 解散日6月2日、投票日7月6日。有権者数1,218,693人、最終投票率は60.91%。
• - 1990年: 解散日1月24日、投票日2月18日。有権者数1,344,246人、最終投票率67.36%。
• - 1993年: （最終選挙）解散日6月18日、投票日7月18日。有権者数1,432,650人、最終投票率62.55%。

1993年に至るまで、数回の衆議院選挙が実施され、各選挙では異なる投票率や有権者数が記録されています。特に1980年の選挙では70%を超える投票率が記録されるなど、地域住民の関心の高さがうかがえます。

区の廃止

神奈川県第4区は1993年に廃止され、他の選挙区との統合が進められました。これにより、横浜市における選挙区の構成が見直され、新たな選挙区が設けられることとなりました。これにより、選挙区の境界が変わり、地域ごとの代表者選出の仕組みも変化しました。神奈川県第4区は、その歴史を持つ地域選挙区の一つとして、多くの票が集まり、市民の意見や要望を反映する役割を果たしてきたのです。

公式な衆議院選挙区一覧においても、神奈川県第4区は1976年から1993年まで存在した区として記録されています。

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