神宮英夫

神宮英夫

神宮英夫（じんぐう ひでお、1952年12月11日生まれ）は、日本の心理学者であり、金沢工業大学情報学部の心理情報学科教授として教鞭を執っています。専門分野は認知心理学と感性工学です。

略歴

石川県で生まれ、1975年に東京都立大学（現・首都大学東京）の心理学科を卒業。その後、同大学大学院の博士課程に進み、1977年に満期退学しました。東京都立大学助手、東京学芸大学助手を経て、1982年に講師、1984年に助教授に昇任。1986年には、「時間判断と動作の時間的側面とを規定する内的時間の研究」で東京都立大学から文学博士号を取得しました。1998年に明星大学教授に就任し、2000年より金沢工業大学教授として現在に至ります。

研究内容

神宮英夫の研究は、時間知覚のメカニズム、スキルの認知心理学、印象測定の心理学など、多岐にわたります。特に、人間の時間感覚や、行動における認知的なプロセス、感性を数値化・分析する研究に力を入れています。感性工学においては、商品開発やデザインなど、実社会への応用も視野に入れた研究も行っています。

著書

神宮英夫は、数多くの著書を出版しています。以下に主なものを紹介します。

『時間知覚の内的過程の研究』風間書房 1989
『スキルの認知心理学 行動のプログラムを考える』川島書店 1993
『印象測定の心理学 感性を考える』川島書店 1996
『はじめての心理統計 統計モデルの役割と研究法を考える』川島書店 1998
『子どもを持たないこころ 少子化問題と福祉心理学』青木紀久代共編著 北大路書房 2000
『使える統計 Excelで学ぶ実践心理統計』櫻井広幸共著 ナカニシヤ出版 2003
『徹底図解心理学 カラー版』青木紀久代共編著 新星出版社 2008
『わかる・使える多変量解析』土田昌司共著 ナカニシヤ出版 2008
『食の官能評価入門』大越ひろ共編著 光生館 2009
『朝倉実践心理学講座 10 感動と商品開発の心理学』編 朝倉書店 2011
『心理統計法』大澤光共著 放送大学教育振興会 2011

これらの著書は、認知心理学、感性工学、心理統計学といった分野における基礎知識や研究手法を学ぶ上で貴重な資料となっています。

論文

神宮英夫の研究論文は、CiNii Articlesで確認することができます。

外部リンク

神宮英夫研究室

まとめ

神宮英夫は、認知心理学と感性工学の発展に貢献してきた研究者であり、教育者です。時間知覚、スキル、印象測定など、幅広いテーマに関する研究成果は、学術分野のみならず、実社会においても活用されています。

もう一度検索