神戸サンズ

神戸サンズ：太陽と明石海峡大橋を掲げた兵庫のプロ野球チーム

神戸サンズ（Kobe Suns）は、2011年から2013年まで関西独立リーグに所属していたプロ野球チームです。兵庫県を拠点とし、神戸市と淡路島全域を縁故地として活動していました。チームのマークには、太陽と明石海峡大橋が描かれており、地域に根ざしたチーム作りを目指していました。

歴史

前身と設立

神戸サンズは、2010年まで活動していた神戸9クルーズを前身としています。しかし、9クルーズの選手は兵庫ブルーサンダーズに引き継がれ、サンズは9クルーズのリーグ参加権のみを引き継ぎ、住宅リフォーム会社のフォレストホームを設立母体として新たに結成されました。

2011年シーズン

2011年、神戸サンズはリーグに新規参入しました。スプリングカップでは全敗と苦戦しましたが、リーグ戦では前期優勝を果たすなど、目覚ましい活躍を見せました。特に、安田慎太郎選手は最優秀選手に選ばれるなど、チームを牽引しました。また、サマーカップでも優勝を飾り、その実力を示しました。しかし、後期は成績が振るわず4位に終わりました。年間チャンピオンシップでは、兵庫ブルーサンダーズに敗れ、年間優勝はなりませんでした。シーズン終了後、監督が退任し、後任にはフィールドコーディネーターが就任しました。

2012年シーズン

2012年シーズンは、前後期ともに低迷し、最下位という結果に終わりました。このシーズンでは、外国人選手が不足した他のチームに派遣されるなど、リーグ内での交流も見られました。

活動休止とその後

2013年1月、神戸サンズは経費面の問題から活動を一時休止すると発表しました。その後、チームが復活することはなく、リーグ自体も活動を停止しました。しかし、2022年には、新たな関西独立リーグが発足し、淡路島を本拠地とする「淡路島ウォリアーズ」が参加するなど、地域の野球熱は再び高まっています。

チームの特徴

• - チーム名: 神戸サンズ（Kobe Suns）
• - 所属リーグ: 関西独立リーグ (初代)
• - 活動期間: 2011年 - 2013年
• - 縁故地: 神戸市、淡路島全域
• - 練習拠点: 洲本市民球場
• - チームマーク: 太陽と明石海峡大橋
• - マスコットガール: 宮地真緒（洲本市出身の女優）

リーグ戦成績

チャンピオンシップ

• - 2011年：2勝3敗（対戦：兵庫ブルーサンダーズ）

カップ戦

• - スプリングカップ：2011年 5位 (0勝4敗)
• - サマーカップ：2011年 優勝

その他

• - 外国人選手に対しては、NPB入りした場合に育成料を徴収する前提で給与が支払われていた。

神戸サンズは、短い活動期間でしたが、地域に根ざした活動を行い、関西独立リーグに大きな足跡を残しました。その歴史は、新たな独立リーグの発展にも繋がっています。

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