神戸大学海事博物館

神戸大学海事博物館

神戸大学海事博物館は、兵庫県神戸市東灘区に位置し、神戸大学深江キャンパス内にあります。この博物館の正式名称は「神戸大学大学院海事科学研究科海事博物館」として知られています。海事に関連が深い資料を保管・展示するこの施設は、1958年に神戸商船大学の「海事参考館」として設立されました。

歴史

博物館の歴史は、設立から数度の変遷を経てきました。1967年には神戸商船大学の創立50周年を記念する形で、現在の展示室が完成し、その際に「海事資料館」と改名されました。しかし、1995年の阪神・淡路大震災により、博物館は甚大な被害を受けることとなります。

2004年10月1日には、神戸商船大学と神戸大学の統合が行われた際に名称が「海事博物館」に変更され、現在に至ります。このように、長い歴史を経て、海事に関する重要な資料を集め続けているのです。

所蔵資料

神戸大学海事博物館は、2万3千点を超える貴重な資料を収蔵しています。具体的には、北前船や樽廻船といった日本の伝統的な船の模型、船大工が使用した板図や道具、航路図や航海の安全を祈願するための絵馬もあります。また、西洋型帆船や商船の模型、近代の航海用具に至るまで幅広い種類の資料が並んでいます。

寄贈された書籍も数多く、これにより博物館の知識の深さと多様性が補完されています。これらの資料は、来館者に海事に関する学びや理解を提供する貴重なリソースとなっています。

この博物館は、地域の海事文化を継承する重要な役割を果たしており、訪れる人々にとって知識を深める貴重な場所となっています。海事に興味のある方々にとって、この博物館は必見のスポットと言えるでしょう。

概要

神戸大学海事博物館は、海に関する様々な資料を集めた博物館であり、神戸市民や訪問者にとって貴重な学びの場です。海事文化に関心のある方々に、ぜひ足を運んでいただきたい魅力的な施設です。

最後に、神戸大学海事博物館には公式ウェブサイトもあり、詳細な情報やイベント情報を確認することができます。興味のある方は、ぜひ訪問してみてはいかがでしょうか。

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