神戸大学附属明石中学校

神戸大学附属明石中学校について

神戸大学附属明石中学校（こうべだいがくふぞくあかしちゅうがっこう）は、かつて兵庫県明石市に存在した国立の中学校です。この学校は、神戸大学附属明石小学校と連携した小中一貫教育を提供していましたが、2010年度に神戸大学附属中等教育学校の設立に伴い閉校しました。

沿革

この学校の歴史は、1947年に兵庫師範学校女子部附属中学校として始まりました。当初は小規模な教育機関でしたが、1948年に新しい校舎への移転が行われ、1949年には神戸大学兵庫師範学校附属明石中学校と改称されました。1951年には神戸大学教育学部附属明石中学校に改名され、さらなる教育の質の向上が図られました。

音楽教育においても革新があり、1973年には電子音楽の導入が開始され、時代に即した教育手法が取り入れられていきました。

1992年には神戸大学発達科学部附属明石中学校と名称が変更され、その後も進化を続けました。しかし、2009年度に神戸大学の附属学校再編計画の影響で生徒募集が停止され、2011年3月に正式に閉校となりました。

著名な出身者

この学校からは多くの著名な人々が輩出されています。中でも、西村康稔さん（元経済再生担当大臣で衆議院議員）、杉尾秀哉さん（参議院議員で元TBSテレビ報道局解説・専門記者室長）、末松信介さん（文部科学大臣で参議院議員）など、多岐にわたる分野で活躍している人物がいます。また、元検事である佐々木知子さんや、音楽教育者の松井隆司さんもその一例です。

このように、神戸大学附属明石中学校は、教育を通じて多くの人材を社会に送り出し、地域や国に貢献してきました。

関連項目

神戸大学附属明石中学校は、兵庫県中学校の廃校一覧や日本の国立学校一覧にも掲載され、その歴史的意義を後世に伝えています。また、この学校は、全国中学・高校ディベート選手権においても数々の成績を残しました。1999年の第4回大会では4位、2002年の第7回大会では3位、2005年の第10回大会では準優勝を果たし、2007年の第12回大会でも同様に準優勝を収めました。

外部リンク

この校の同窓生たちは、現在でも「附属明石中学校同窓会ユーカリ会」としてつながりを持ち、互いの交流を深めています。

もう一度検索