神戸市バス垂水営業所

神戸市バス垂水営業所について

神戸市バス垂水営業所（こうべしバスたるみえいぎょうしょ）は、兵庫県神戸市垂水区に位置し、神戸市バスの運営を行うための拠点です。最寄りのバス停は垂水警察署前で、周辺路線の運営に重要な役割を果たしています。バスに表示される営業車の記号は「垂」であり、これは山陽バス垂水営業所と同様のものです。

営業所は主に垂水区内を通るバス路線を管理しており、その大半は山陽バスとの共同運行によって行われています。また、運行は神戸市交通局の直営で実施されています。

沿革

垂水営業所の歴史は1976年に始まり、「垂水運輸事務所」として設立されました。当初、この地のバス路線は「玉津運輸事務所」が担当していましたが、垂水運輸事務所が設立された際、玉津の業務が縮小され、支所として管理されることになりました。1976年時点では、垂水営業所では「前乗り後降り」方式を採用しており、他の営業所とは異なるバス仕様が見られました。この方式は1982年に「後乗り前降り」方式に変更され、営業所内の車両仕様も統一されました。

2014年12月1日には料金支払い方式が「つり銭方式」から「両替方式」に変更され、2020年11月1日には山陽バス垂水営業所内に清水が丘営業所が開設し、一部路線が移管されました。

現行路線

垂水営業所は全ての路線を山陽バスと共同で運営しています。また、清水が丘営業所や西神営業所との運行共同管轄も行われており、担当路線の変更が頻繁に行われています。市バスの普通区全線定期券や昼間専用カードでは乗車できない路線もあります。

以下に、主要な路線の運行状況を示します。

50系統

• - 運行区間: 朝霧駅前 - 明舞北センター - 大門橋 - 学園都市駅前
• - 概要: 清水が丘営業所、西神営業所、山陽バスとの共同運行。平日朝ラッシュ時には本数が増加。

51系統

• - 運行区間: 舞子駅前 - 学園正門前 - 県商前 - 舞子高校前 - 学園都市駅前
• - 概要: 2017年から全区間で運行。平日朝夕ラッシュ時に運行本数が増える。

52系統

• - 運行区間: 舞子駅前 - 西岡橋 - 明舞北センター - 朝霧駅前
• - 概要: 平日朝ラッシュ時に多くの便が運行される。

57系統

• - 運行区間: 垂水東口 - 王居殿3丁目 - 青山台 - 塩屋大谷
• - 概要: 2007年に開設。以降運行形態が変更されている。

このように多様な路線が垂水営業所で展開されており、地域の交通支援に寄与しています。以前は日野自動車製の車両が中心でしたが、現在は日野、いすゞ、UDトラックス製が導入されています。また、スモークガラス採用のバス等、試験的な取り組みも行われてきました。

垂水営業所は、地域住民にとって欠かせない交通手段を提供し続けています。

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