神戸市立有馬小学校

神戸市立有馬小学校

神戸市北区に位置する神戸市立有馬小学校は、長い歴史と伝統を誇る公立小学校です。1873年、湯山町立湯山小学校として開校して以来、幾度かの改称を経て、現在の校名となりました。本記事では、その歴史や教育、地域との関わりなどについて詳しく見ていきます。

歴史

明治時代初期の開校以来、有馬小学校は地域社会とともに歩んできました。当初は湯山町立湯山小学校としてスタートし、その後、湯山町が有馬町に改称されたことに伴い、有馬町立有馬尋常小学校と改称されました。高等科の設置、校章の制定を経て、昭和初期には現在地に移転。戦時中は国民学校となり、学童疎開を受け入れるなど、激動の時代を過ごしました。戦後、神戸市立有馬小学校として新たな時代を迎え、今日に至っています。プール竣工や創立90周年記念式典など、節目の出来事も数多くありました。

教育目標

有馬小学校は、「自ら学ぶ子」「思いやる子」「やりぬく子」の育成を教育目標として掲げています。自ら課題を見つけ、解決する能力、友達を大切にし思いやる心、そして粘り強く物事に取り組むたくましさを育むことを目指しています。これらの目標は、学校生活全体を通して実践され、児童一人ひとりの成長を支えています。

学校行事

有馬小学校では、地域に根ざした特色ある学校行事が行われています。毎年1月2日に行われる「入初式」は、有馬温泉の開祖である行基と仁西の像に湯を注ぐ伝統行事です。また、地域住民との交流を深める「ふれあい合同運動会」も特徴的です。この運動会は、有馬ふれあいのまちづくり協議会と共催で行われ、地域一体となって盛り上げる一大イベントとなっています。

学校生活

委員会活動やクラブ活動も盛んで、児童たちは様々な活動を通して、協調性や責任感、自主性を育んでいます。これらの活動を通して、学校生活をより豊かにし、個性を伸ばす機会を提供しています。

通学区域と進学先

有馬小学校の通学区域は、神戸市北区の一部、西宮市の一部、そして山口町香花園が含まれます。卒業後は、隣接する神戸市立有馬中学校に進学します。

校区内の主な施設

学校周辺には、有馬温泉、有馬川、有馬保育園、有馬警察署有馬交番などの施設があり、豊かな自然環境と生活環境が調和した地域となっています。特に有馬温泉は、歴史と文化が息づく観光地として有名で、児童たちの学習や生活に彩りを添えています。

交通アクセス

最寄りの駅は、神戸電鉄有馬線有馬温泉駅です。駅から徒歩4分とアクセスも良好です。

隣接校

有馬小学校に隣接する学校は、神戸市立有野小学校、神戸市立唐櫃小学校、神戸市立六甲山小学校、神戸市立本山第三小学校、芦屋市立山手小学校、西宮市立山口小学校などがあります。これらの学校と連携し、地域全体の教育を推進しています。

姉妹校

有馬小学校には、札幌市立定山渓小学校という姉妹校があります。遠隔地にある学校との交流を通して、児童たちの視野を広げる取り組みも行われています。

まとめ

神戸市立有馬小学校は、歴史と伝統を重んじながら、地域社会との連携を密にし、児童の育成に力を入れている学校です。豊かな自然環境と歴史的背景の中で、児童たちは健やかに成長しています。今後も、地域社会に貢献し、児童たちの未来を明るく照らしていくことでしょう。

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