神戸市立葺合中学校

神戸市立葺合中学校

神戸市中央区に位置する神戸市立葺合中学校は、六甲山地の山麓に広がる住宅街の中にあります。周囲は急斜面が多く、独特の地形が学校の特色となっています。

学校の立地と歴史

本校は、平地から山地へと繋がる斜面の中腹に位置しているため、校舎周辺は急な坂道に囲まれています。運動場は学校の敷地内にありますが、スペースが限られているため、正門前にある野崎公園の一部を運動場として活用しています。プールや体育倉庫もこの公園内にあります。

1995年の阪神・淡路大震災では、運動場の拡張予定地が仮設住宅として活用されました。その後、拡張工事が行われ第2運動場が完成しましたが、河川を挟んでいるため、本校舎とは直接行き来できません。

学校の歴史は古く、1947年に旧野崎国民学校の校舎を利用して開校されました。その後、1948年には神戸市立布引中学校が分離されました。布引中学校は、新幹線新神戸駅建設に伴う土地交換によって、葺合中学校の校区内に移転してきたという経緯があります。

1969年には6階建ての校舎（最上階は体育館）が完成し、1993年には校則が改定され、それまで男子生徒に義務付けられていた坊主頭が廃止されました。阪神・淡路大震災では、校舎は被災しましたが、その後授業を再開し、被災者の避難所としても機能しました。

学校生活

本校には、野球部、ソフトテニス部、剣道部、男子バスケットボール部、女子卓球部、女子バレーボール部などの運動部と、ジャズバンド部、美術部などの文化部があります。生徒たちは活発に活動し、それぞれの才能を伸ばしています。

制服は、男子は標準的な学生服、女子はブレザーとスカートです。夏服は、男女ともにカジュアルなスタイルとなっています。

周辺環境

学校周辺には、加美乃素本舗本社、神戸市文書館、神戸熊内郵便局などの施設があります。また、近隣には神戸市立雲中小学校と神戸市立春日野小学校があり、多くの生徒がこれらの小学校から進学してきます。

アクセス

最寄りの交通機関は、神戸市バス（90・92系統）熊内一丁目停留所、もしくは阪急春日野道駅から徒歩です。

隣接校

本校の通学区域は、神戸市立神戸生田中学校、神戸市立布引中学校、神戸市立渚中学校、神戸市立筒井台中学校、神戸市立上野中学校、神戸市立山田中学校と隣接しています。

まとめ

神戸市立葺合中学校は、歴史と伝統を誇る学校です。急斜面という独特の環境の中で、生徒たちは勉学や部活動に励んでいます。今後も地域社会に貢献できる人材育成を目指していくことでしょう。

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