神戸新聞松方ホール

神戸新聞松方ホールは、兵庫県神戸市中央区の神戸情報文化ビルに位置するコンサートホールです。その名称は、初代神戸新聞社社長である松方幸次郎に由来します。

1995年1月に発生した阪神・淡路大震災により、神戸新聞社は本社機能を失うという甚大な被害を受けました。その復興の一環として、神戸情報文化ビルの4階から6階部分に本社機能が移転されることになり、その際に併設されたのが神戸新聞松方ホールです。ホールは翌1996年7月に完成し、同年11月には財団法人神戸新聞文化財団が設立され、その運営を担当することになりました。

大ホールの客席数は706席で、内訳は1階席が576席、2階席が130席となっています。このホールは、主に室内楽の演奏会に利用されることが多く、落ち着いた雰囲気の中で音楽を楽しむことができます。また、エントランスには自然光が差し込むロビーホール型の小ホール「ホワイエ」があり、コンサート前後の休憩や交流の場として利用されています。

神戸新聞松方ホールは、震災からの復興のシンボルとして、神戸の文化振興に大きく貢献しています。上質な音楽体験を提供する場として、地域住民に親しまれています。

神戸新聞松方ホール

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