神戸龍谷中学校・高等学校

神戸龍谷中学校・高等学校

神戸龍谷中学校・高等学校は、兵庫県神戸市中央区にキャンパスを構える私立の中高一貫校です。本学舎と青谷学舎の2つの校舎からなり、歴史と伝統を誇る学校として知られています。龍谷大学とは直接的な附属関係ではありませんが、大学進学に向けた連携が強く、多くの生徒が龍谷大学へ進学しています。

教育理念と特色

神戸龍谷中学校・高等学校は、国際社会で活躍できる人材育成を目指し、特色ある教育プログラムを提供しています。

まず、国際理解教育に力を入れています。語学教育の充実はもちろんのこと、国際交流プログラムや留学制度などを積極的に展開することで、生徒のグローバルな視野の育成を図っています。

また、理数教育の強化にも注力しています。先端技術に触れる機会を設けたり、企業との連携プログラムなどを実施することで、生徒の探究心を育み、将来の進路選択の幅を広げています。

さらに、生徒一人ひとりの個性と才能を伸ばすためのきめ細やかな指導体制も特徴です。少人数制クラスや個別指導など、生徒の学習状況に合わせたサポート体制を整えています。

歴史

1921年、成徳実践女学校として創立されました。その後、神戸成徳高等女学校と改称し、1926年には現在地に移転しました。1948年の新学制施行に伴い、成徳学園高等学校・中学校となり、1983年には普通科英語コース、1990年には普通科文理コースを開設しました。

2002年には、男女共学化と同時に神戸龍谷高等学校に校名変更。特進文理コースと特進英語コースを共学化し、新たな歴史を刻みました。2005年には神戸龍谷中学校を開設、中高一貫教育体制を確立しました。2006年には特進文理Sコースを開設、2021年には創立100周年を迎えました。

校舎と施設

中学校舎と高校舎は少し離れており、高校舎は1号館から4号館まで、複数の建物から構成されています。近年では体育館の耐震工事や校舎の改修工事なども行われ、生徒にとって快適な学習環境が整備されています。

2002年の共学化と校名変更を機に、制服もコムサ・デ・モードのデザインによる新しい制服に一新されました。

コース

神戸龍谷中学校・高等学校には、生徒の進路目標や学習スタイルに合わせた様々なコースが用意されています。中学校には中高一貫コース、エキスパートコース、アドバンスコースがあり、高等学校には龍谷総合コース、特進文理Sコース、特進グローバル文系コース、特進グローバル理系コースがあります。それぞれのコースで、専門性の高い学習内容と充実したサポート体制が提供されています。

卒業生

神戸龍谷中学校・高等学校からは、多くの卒業生が様々な分野で活躍しています。著名な卒業生としては、川上直子（元女子サッカー日本代表）、草彅結（バスケットボール選手）、南條有香（モデル）などが挙げられます。

まとめ

神戸龍谷中学校・高等学校は、歴史と伝統、そして国際性と先進性を兼ね備えた学校です。充実した教育プログラムとサポート体制によって、生徒一人ひとりの成長を力強く支え、未来を担う人材育成に貢献しています。将来、国際社会で活躍したいと考えている生徒にとって、最適な環境が整っていると言えるでしょう。

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