祭の達人 ウィンちゃんの夏祭り
「祭の達人 ウィンちゃんの夏祭り」は、
2005年6月に
山佐とナムコが共同で発表した
パチスロ機です。形式名はプロジェクトAで、スタイルはストック機能を備えたA-400タイプです。特筆すべき点は、天井の設定がないため、プレイヤーが楽しめるポイントが多くなるということです。
概要
今回の作品では、
山佐の人気キャラクター、ウィンちゃんが主人公となります。彼は博士やアボットとはぐれ、夏祭りの会場を探索するという物語が展開されます。珍しいことに、ナムコの「
太鼓の達人」のキャラクターたちも顔を見せ、さらにはナムコの過去のキャラクターたちがプレミアとして登場します。
ボーナスの放出契機は多様で、7種類から選ばれます。それには通常解除、チャンス目解除、チェリー解除、スイカ解除、4連リプ解除、純ハズレ、そしてお祭りタイム経由での解除が含まれます。それぞれの解除方式には独自の確率設定があり、ボーナスを引きやすい特徴を持っています。
ボーナス放出契機の詳細
- - 通常解除: 確率は設定1で1/712.3、設定6で1/496.4。成立役にかかわらず、毎ゲーム抽選が行われます。当選後は前兆に入ります。
- - チャンス目解除: 内部ボーナス成立時に約62%の確率でチャンス目が現れ、その後前兆を経てボーナスが放出されます。5/6はボーナスが出ないチャンス目となります。
- - チェリー解除: 中段にチェリーが成立したとき、1/3の確率で解除されます。
- - スイカ解除: ボーナス後、4回目のスイカ成立で1/2の確率でボーナスとなります。
- - 4連リプ解除: 4回連続でリプレイを引くとボーナスが放出されます。
- - 純ハズレ: 確率は1/16384。
- - お祭りタイム: 別途解説します。
通常演出
通常状態では、ウィンちゃんが懸命に夏祭り会場を歩いており、時には急に走り出したり、イベントに参加します。また、彼が和田ドンやドン子に遭遇すると特別な演出の機会が生まれます。子どもたちの出現や、通りすがりの色合いもゲームの小役告知に反映されます。例えば、ウィンちゃんが特定のキャラクターに出会うと、その後のゲームの結果を大きく左右します。
特徴的な演出
- - 夜空演出: ウィンちゃんが夜空を見上げると始まり、花火の大きさで小役が示されます。ルーレットが特定のキャラクターで止まるとボーナスが確定します。
- - 夜店演出: ウィンちゃんが夜店を訪れ、そこで得た金魚や食べ物の種類により小役告知が行われます。特に金魚の色が示す役割が重要です。
- - イベント演出: 例えば、ワニワニアタックなどに挑戦し、ノルマ達成でボーナス確定など、アクション要素が強いです。
お祭りタイム
ウィンちゃんが櫓に上がり、太鼓を叩く「お祭りタイム」では、約75%の確率でボーナスが放出されます。このタイムに突入するには、約1/20の確率での抽選を当て、潜伏ゲームを経由する必要があります。
ボーナスゲームに入ると、プレイヤーは「
太鼓の達人」を楽しむことができ、選択したボーナスによって異なるサウンドを楽しむことができます。これにより、ゲームの楽しさが増し、プレイヤーへ大きな満足感を与えます。
家庭用ゲーム機への移植
本作は
PlayStation Portableにも移植され、ヤマサエンタテイメントの名の下に「
山佐Digiポータブル」として販売されています。これにより、家庭でも手軽に楽しむことが可能となりました。
このように「祭の達人 ウィンちゃんの夏祭り」では、魅力的なキャラクターと多様な演出によって、プレイヤーを楽しませる要素が多数盛り込まれています。