福原峰夫

福原峰夫

福原峰夫（ふくはら みねお、1957年9月20日生まれ）は、東京都墨田区出身の元プロ野球選手であり、内野手として主に阪急ブレーブス（現在のオリックス・バファローズ）に在籍していました。現役時代、彼は特に守備面での好パフォーマンスを誇り、意外性のある打撃でも注目されました。プロ野球選手としての道を歩んだ後、福原は長年にわたりコーチとしても多くの球団に貢献してきました。

経歴

現役時代

福原は修徳高校で野球をしていましたが、高校時代には野球を続けるつもりはありませんでした。しかし、野球部の部長の強い勧めにより、法政大学に進学することになりました。大学では江川卓と同じチームで、彼の2年後輩として活躍しましたが、東京六大学リーグでの優勝には至りませんでした。大学卒業後は日本通運でプレーするものの、控え選手としての地位に不満を持ち続けていました。

1981年、福原は阪急ブレーブスにドラフト外で入団します。契約に際して、彼の肘に痛みがあったにもかかわらず、「大丈夫です」と嘘をついてプロ入りのチャンスをつかみました。特に1984年には、パ・リーグを制したチームの正二塁手として活躍し、自己最多の120試合に出場するなど、上々の結果を残しました。日本シリーズでは全7試合に先発出場し、重要な場面でのホームランを含む活躍を見せました。

その後、1986年からは出場機会が減少し、1992年には現役を引退しました。

引退後

引退後も福原は阪急に残り、さまざまなコーチ職を歴任しました。二軍内野守備・走塁コーチから始まり、一軍内野守備・走塁コーチ、さらには一軍守備コーチとしても活躍しました。2000年から2001年までは中日ドラゴンズでもコーチを務め、2004年から2006年には阪神タイガースの一軍内野守備・走塁コーチとしても注目を集めました。阪神での指導期間中には、関本賢太郎との意見対立があったことでも知られています。

その後も韓国プロ野球（KBO）でのコーチ経験を経て、2017年から2018年には横浜DeNAベイスターズの二軍野手総合コーチとして活動しました。

人物・エピソード

福原の人となりを知るエピソードも多く、1996年にはオリックス対日本ハムの試合で、上田利治監督が抗議をした際、福原が間に入って問題を収めたことがありました。また、2013年からは3年間の浪人生活を経た際には、ユニークなエピソードも残しています。仮に準備が整わなかった理由からある監督チームに呼ばれなかったり、体調が万全でなかったため試合を私服で見守ったこともありました。

また、俳優の美木良介とは法政大学の同期だったことでも知られています。これまでのキャリアにおいて数々の経験を積んだ福原は、今なお日本プロ野球に多大な影響を与え続けています。

もう一度検索