福原紀彦

福原 紀彦のプロフィール

福原 紀彦（ふくはら ただひこ）は、1954年2月22日生まれで、日本を代表する商法学者であり、弁護士です。滋賀県出身で、現在は日本私立学校振興・共済事業団の理事長を務めています。また、中央大学においては総長及び学長としても知られています。

学歴とキャリアの始まり

福原氏は滋賀県立彦根東高等学校を卒業後、中央大学法学部に進学し、課程を修了。その後、同大学の大学院法学研究科に進学し、民事法専攻の博士前期課程を修了しました。さらに、博士後期課程に進みましたが、満期退学という形を取りました。彼の指導教授は戸田修三です。

その後、杏林大学社会科学部にて助手としてキャリアをスタートさせ、助教授を経て1995年に中央大学法学部教授に就任しました。2004年には中央大学の法務研究科で法科大学院の教授としても活動を始めました。

中央大学での役割

2007年11月から4年間、中央大学大学院法務研究科長を務め、その後も2011年11月には中央大学の学長及び学校法人中央大学総長に就任。福原氏は、学内の改革や不正合格者の合格取消しの指示を行うなど、厳正な姿勢を持って大学運営に取り組みました。特に、2012年の不正合格問題では理事長の解任を主導しましたが、この行動は一部から批判を受けたこともあり、2013年6月には総長職を辞任しました。学長職は2014年11月に任期満了となり、その後酒井正三郎が後任となりました。

しかし、福原氏は学長選挙で再び選出され、2018年に学長に選任されました。彼の選任は、多くの教職員からの支持を受けた結果であり、その後も中央大学及び教育界での様々な役職に就任し多忙な日々を送っています。

他の役職と活動

福原氏の活動は中央大学に留まらず、数多くの外部団体でも重要な役割を果たしています。2009年からは投資信託協会の理事を務め、2010年からは日本資金決済業協会の会長を勤めており、2017年には共栄火災海上保険の取締役、2018年からはアイネスの取締役にも就任しています。また、2022年7月には日本私立学校振興・共済事業団理事長に就任しました。

加えて、公認会計士試験の委員や防衛省の審議会委員、法科大学院協会の理事、日本私立大学連盟の理事など、教育関連や経済関連団体においても幅広く活動しています。。

硬式野球部の活動

中央大学の硬式野球部では部長を務め、東都大学野球連盟では理事・副理事長を経て、2017年には理事長に就任しました。大学スポーツ全般においても非常に積極的に関与しており、2021年には大学スポーツ協会の会長に就任しました。

著書

福原氏は学問の発展にも寄与しており、多数の著書を出版しています。主な著書には、共著の『現代商法I総則・商行為』（1993年）、『会社法』（2004年）、編著の『企業法務戦略』（2006年）などがあり、商法や企業法務についての研究は高く評価されています。

これらの活動を通じて、福原紀彦は法学界及び教育界において重要な影響を持つ人物として知られています。

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