福岡インターチェンジ (福岡県)

福岡インターチェンジ：九州自動車道と福岡高速4号粕屋線の要衝

福岡インターチェンジ (福岡IC) は、福岡県福岡市東区と粕屋町にまたがる九州自動車道と福岡高速4号粕屋線のジャンクションです。北九州方面から福岡市内へ向かうドライバーにとって非常に利便性の高いインターチェンジであり、飯塚市へのアクセス拠点としても重要な役割を果たしています。

九州自動車道との接続と周辺道路網

[九州自動車道]の7番インターチェンジとして位置付けられ、国道201号とも接続しています。国道201号は、東へ向かうと飯塚市、西へ向かうと福岡市箱崎地区方面へと繋がっています。福岡高速4号粕屋線への接続も可能ですが、一般道への直接的なアクセスはできません。福岡高速4号粕屋線を利用して一般道へ出る場合は、最初の一般道出口は貝塚出口となります。粕屋出入口、多の津出入口、松島出入口は箱崎埠頭方面のみへの接続となるハーフインターチェンジであるため、九州自動車道方面からの一般道への流出はできません。

料金所の構造と歴史

福岡ICの料金所は、北九州・本州方面と福岡市内を行き来する多くの高速バスやマイカーに対応するため、多数のレーンが設置されています。太宰府ICほどではありませんが、相当数のブースが確保されています。

入口：ブース数5（ETC専用3、一般2）
出口（都市高速方面含む）：ブース数9（ETC専用4、一般5）

1975年3月13日に開通して以来、長年にわたって福岡地域の交通を支えています。

周辺環境と施設

福岡IC周辺には、物流拠点である福岡インター流通パークや久留米運送福岡インター支店などの企業施設、粕屋警察署といった公共機関、金子商店や新福岡郵便局などの商店、そして福岡市東部清掃工場などが立地しています。

また、近隣にはレジャースポットも充実しており、トリアス久山、久山カントリー倶楽部といった商業施設やゴルフ場、歴史的にも価値のある篠栗新四国八十八ヶ所霊場（南蔵院など）といった観光地もアクセス可能です。さらに、八木山バイパス、八木山峠、篠栗九大の森といった自然豊かなスポットや、香椎宮、博多港といった歴史的・文化的にも重要な場所も比較的近距離にあります。

バス停留所の変遷

かつては、西鉄高速バスの北九州-久留米間の路線バスが停車するバス停留所が併設されていましたが、2016年3月25日の路線廃止に伴い、停留所は撤去され、通行路は閉鎖されています。現在は、立花山BS、福岡BS、須恵BSが最寄りのバス停留所となります。

隣接インターチェンジ

九州自動車道：(6) 古賀IC - (7) 福岡IC - (7-1) 須恵PA/スマートIC - (8) 太宰府IC
福岡高速4号粕屋線：(403) 多の津出入口 - (404) 粕屋出入口 - (7) 福岡IC

まとめ

福岡インターチェンジは、九州自動車道と福岡高速4号粕屋線を結ぶ重要な交通拠点であり、周辺地域へのアクセスを支える重要な役割を担っています。周辺には商業施設や観光地も多く、物流や観光の両面から地域経済に貢献しています。歴史や周辺環境なども含めて、福岡ICの役割と重要性を理解することは、地域の交通インフラを考える上で不可欠です。

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