福岡市立田島小学校

福岡市立田島小学校

福岡市立田島小学校は、福岡県福岡市城南区田島三丁目に位置する公立小学校です。地域の宅地開発と人口増加に伴い、既存の学校の児童数増加に対応するため、新たな学校として設置されました。

沿革

本校は1979年に開校しました。これは、当時存在した福岡市立田島小学校（現在の福岡市立笹丘小学校）、福岡市立長尾小学校、そして福岡市立別府小学校の校区の一部を分離・再編することで誕生したものです。開校後、1982年には福岡市立城南小学校から一部校区の変更が行われるなど、地域の状況に合わせて通学区域の調整が実施されました。また、特別な支援が必要な児童への対応を強化するため、2010年には特別支援学級が設置され、「コスモス学級」として運営されています。

校勢

学校の規模を示す校勢は、時期によって変動しますが、例えば2016年5月1日時点では、単式学級が18クラス、特別支援学級が1クラスの合計19学級で構成されていました。在籍している児童数は538名で、そのうち特別支援学級には4名の児童が学んでいました。これらの数値は、当時の学校の規模感を示すものです。

通学区域

田島小学校が管轄する通学区域は、福岡市城南区の中央部からやや北寄りに位置し、樋井川の西側に広がっています。具体的には、城南区内の田島1丁目から6丁目（ただし、2丁目の一部番地を除く）、友丘1丁目、そして茶山2丁目と3丁目の地域が含まれます。この地域は、多くの部分が丘陵地帯であり、坂道なども少なくありません。地域内には、歴史ある住宅地に加え、大規模な住宅団地や新たな住宅開発地が混在しており、多様な居住形態を持つ地域となっています。

交通アクセス

本校の通学区域の大きな特徴の一つとして、校区内に鉄道駅や路線バスの停留所が直接存在しない点が挙げられます。このため、校区内の移動は徒歩や自転車が中心となります。しかし、校区から少し足を延ばせば、公共交通機関へのアクセスは可能です。徒歩圏内には、福岡市営地下鉄七隈線の茶山駅や金山駅があり、また城南学園通りや県道東油山唐人線沿いには複数の路線バスが運行されており、これらの駅やバス停を利用することで、福岡市内の各方面への移動が可能となっています。

進学先中学校

田島小学校を卒業した児童が次の学び舎として進む中学校は、居住している地区によって指定されています。田島地区および友丘地区にお住まいの卒業生は福岡市立友泉中学校へ、茶山地区にお住まいの卒業生は福岡市立城南中学校へそれぞれ進学することになります。

校区内に隣接する小学校

田島小学校の通学区域は、周辺のいくつかの公立小学校と隣接しています。これには、福岡市立別府小学校、福岡市立笹丘小学校、福岡市立長尾小学校、福岡市立金山小学校、そして福岡市立城南小学校が含まれます。これらの学校との連携は、地域全体での教育活動において重要な役割を果たしています。

校区内の主な施設

田島小学校の通学区域内には、児童の日常生活や地域の活動に関連する様々な施設が点在しています。教育・保育施設としては、田島保育園や茶山カトリック幼稚園があります。地域の精神的な中心である田島八幡神社も校区内に位置しています。また、大規模な集合住宅であるUR田島団地や国設合同宿舎茶山住宅、公務員合同宿舎金山住宅なども校区内に含まれており、多くの児童がこれらの施設周辺から通学しています。自然環境としては大牟田池があり、また福岡県自動車学校なども校区内の主要な施設として挙げられます。

田島小学校は、地域社会と共に歩み、子どもたちの健やかな成長を支える教育活動を展開しています。

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