福岡市立総合西市民プール

福岡市立総合西市民プールについて

福岡市立総合西市民プール（ふくおかしりつそうごうにししみんプール）は、福岡県福岡市西区西の丘に位置する国際規格に準拠した水泳用プールです。この施設は福岡市が建設し、公益財団法人福岡市スポーツ協会が運営しており、九州最大級の公認競技用プールの一つとして知られています。

概要と歴史

福岡市では1972年に政令指定都市に移行した後、各区に屋内プールが整備されましたが、西区に関しては1995年の夏季ユニバーシアード開催決定を契機に、国際大会での利用を見据えたプールの整備が急務となりました。それ以前、福岡県内には利用可能な長水路プールが少なく、特に北九州市にある桃園市民プールは老朽化が進んでいました。

新たに整備された西市民プールは、福岡市では初めての通年使用可能な競技用プールとなり、水球競技を行ったユニバーシアード以降、さまざまな競技会が開催されました。2001年と2023年には世界水泳選手権の公式練習場としても利用され、多くのアスリートに支持されています。

施設の特徴

このプールはメインプールとサブプール、幼児用プールが設置されています。

メインプール

メインプールは50m×25mの大きさを持ち、10レーン（公認8レーン・短水路16レーン）で構成されています。ここでは飛込競技を除く水泳競技全般が行われ、可動床が採用されているため、水深は0mから3.3mまで調整可能です。通常は25mプール2面として営業し、一方が深め、もう一方が浅めに設定されています。一般開放は日によって制限され、競技会や選手のトレーニングが優先されます。

サブプール

サブプールは25m×14mのサイズで、主に競泳にのみ使用されます。こちらも深さを調整できる仕様となっており、選手のトレーニングにも利用されています。

幼児用プール

幼児用プールも設けられており、この施設は西区の屋内プールとして地域に貢献しています。また、選手強化合宿が行えるトレーニングルームも完備されています。

主な大会

福岡市立総合西市民プールでは以下のような大会が行われ、地域の水泳競技を盛り上げています。

• - 1995年夏季ユニバーシアード 水球競技
• - 2023年世界マスターズ水泳選手権 九州大会 競泳競技（一部）
• - 福岡県選手権水泳大会
• - 福岡県民スポーツ大会・水泳競技
• - 福岡県の高等学校・中学校新人大会
• - 福岡ジュニア水泳競技大会
• - 福岡県スイミングクラブ水泳大会
• - 福岡市市民総合スポーツ大会・水泳競技

アクセス

アクセスについては、西鉄バス「西市民プール」または「生松台入口」バス停下車が便利です。近くの公共交通機関を利用すれば、スムーズに訪れることができます。

このように福岡市立総合西市民プールは、水泳競技のための重要な施設であり、今後も地域スポーツの発展に寄与することでしょう。

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