福岡県立ももち文化センター

福岡県立ももち文化センター（SAWARAPIA）

福岡県立ももち文化センターは、福岡市の早良区に位置する文化施設として、地元の芸術活動に深く根付いています。この施設は、800席を誇る大ホールを中心に、多様な文化イベントに対応するために設計されています。オペラやバレエ、演劇、ミュージカル、コンサートなど、さまざまなパフォーマンスが行われる場所として、多くの人々に親しまれています。特に、名誉館長として女優の栗原小巻が就任しており、その存在感が施設にさらなる魅力を与えています。

沿革

1973年に「福岡県立勤労青少年文化センター」として開館されたこの施設は、当初は本館と大ホール、体育館の3つの建物からなる複合的な文化センターでした。その後、2007年4月に「福岡県立ももち文化センター」と改名し、より広い利用者に向けた多機能なスペースへと生まれ変わりました。特に本館とホールが重点的に使われ、体育館は地元住民向けに譲渡される形で独立しました。2024年には命名権を取得した企業「サワライズ」により、新たに「SAWARAPIA」という愛称が与えられることとなります。これは、命名権料が年間720万円とされる価値のある契約です。

施設内容

ももち文化センターは、広々とした大ホールをはじめ、いくつかの関連施設を備えています。大ホールは、定員800名を収容できる広さを持ち、イベントの規模や内容に応じた柔軟な使用が可能です。具体的には、1,100㎡の広さを誇る大ホールは、間口16ｍ、奥行11.5ｍ、高さ6ｍのスペースを活用し、多様な舞台演出が可能です。

さらに、4室の楽屋（合計54㎡）や練習室（90㎡）が整備されており、アーティストや団体にとって利便性の高い環境が提供されています。加えて、本館内には小ホールや会議室も完備されており、地域の文化イベントや会議が行われる拠点としても機能しています。

アクセス

福岡県立ももち文化センターへのアクセスは非常に便利です。地下鉄空港線の「藤崎駅」からは徒歩約2分、また西鉄バスの「藤崎バスターミナル」からも同様に徒歩約2分で到着できます。さらに、福岡高速道路「愛宕出入口」や「百道出入口」からの車でのアクセスも良好で、それぞれ約5分の距離にあります。このように、交通の便が非常に良いことから、特に地元住民や観光客にとって利用しやすい位置にあります。

周辺施設

文化センター内にも飲食店があり、本館の2階にはパン屋が位置しています。イベントの合間に軽食を楽しむことができ、訪れる人々にとって、娯楽とリフレッシュの場となっています。

福岡県立ももち文化センターは、地域の文化交流の場として、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。

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