福岡県立福岡高等視覚特別支援学校

福岡県立福岡高等視覚特別支援学校

福岡県立福岡高等視覚特別支援学校は、福岡県筑紫野市にある公立の視覚特別支援学校で、高等部のみを有する全国でも稀な教育機関です。また、隣接する福岡県立福岡視覚特別支援学校（幼稚部・小学部・中学部）とも協力しながら、視覚障害を持つ生徒たちの学びを支援しています。

概要

この学校は1910年に「福岡県立福岡盲学校」として設立され、その後1996年に高等部が独立して「福岡県立福岡高等盲学校」となります。2010年には現在の名称に改称され、2016年には創立20周年を迎えました。本校は、視覚障害を持つ生徒が社会で自立できるよう、専門的な教育を提供しています。

設置課程・学科

学校での教育課程は本課程と専攻科に分かれており、それぞれのニーズに応じた学びが提供されています。

本科

• - 普通科：学問の基礎を学び、一般的な学力を養います。
• - 保健理療科：あん摩マッサージ指圧師の国家試験受験資格を取得することを目指します。
• - 生活技能科：視覚障害に加え、他の障害を持つ生徒のための職業スキルを学ぶ科です。

専攻科

• - 保健理療科：本科同様、あん摩マッサージ指圧師の資格取得が目標です。
• - 理療科：あん摩マッサージ指圧師の他に、はり師やきゅう師としての資格も取得可能です。
• - 研修科：情報処理、産業理療、再研修の3コースが設けられています。

校訓

本校の校訓は「敬愛・自立・礼節」であり、これに基づいた教育を行い、生徒の人間形成を促進することを目指しています。

校章

校章は六芒星と梅の花弁、そして「高」の字を組み合わせたデザインであり、学校の象徴となっています。

附属施設

学校には寄宿舎や附属施術所（はり・きゅう・マッサージ）が併設されており、生徒に多様な支援を提供しています。

沿革

学校の沿革をたどると、1996年4月1日に福岡県立福岡盲学校の一部として開校し、その後2010年に現在の名称に改められました。特に、この学校は独自の特徴として高等部のみを有し、他の視覚特別支援学校とは一線を画しています。

アクセス

交通アクセスは、最寄りのJRの天拝山駅や西鉄の朝倉街道駅から徒歩またはバスを利用する方法があります。また、「視覚特別支援学校前」バス停も近くに位置しており、福岡県道112号線や筑紫野古賀線の交差点からもアクセスできます。

周辺施設

学校周辺には、福岡県立福岡視覚特別支援学校や、筑紫高等学校、筑紫野中学校など、教育機関が多数存在し、地域の教育環境が整っています。また、自然豊かな宝満川も近く、リフレッシュする場として利用されています。

このように、福岡県立福岡高等視覚特別支援学校は、視覚障害を持つ生徒たちに特化した教育環境を提供し、それぞれの生活や進路に応じた支援を行っています。

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