福島県立宮下病院

福島県立宮下病院について

福島県立宮下病院は、福島県大沼郡三島町にある県営の医療機関です。この病院は、昭和41年に制定された「福島県立病院事業の設置等に関する条例」に基づいて設立され、町民の健康を守るための重要な役割を果たしています。特に、地域の方々に対する医療サービスを提供することに力を入れており、さらには2027年度に病床数19の有床診療所に移行する計画も進行中です。

沿革

宮下病院の歴史は、昭和26年11月の開設にまで遡ります。当初は内科、外科、産婦人科の3つの診療科を持ち、一般病床数は24床でした。開設から数年の間に、病床数は増加し、中でも最も多くの病床を有していたのは昭和32年で、計58床に達しました。

その後、病棟の改築や診療科の拡充が行われ、昭和39年には眼科、昭和45年には整形外科が新たに設置されました。昭和56年には結核病床が一般病床に変更され、平成元年には伝染病床が廃止されるなど、時代の流れに応じて病院も変化してきました。平成に入ると、整形外科の診療再開や精神神経科、耳鼻咽喉科の新設が実施され、現在では内科、外科、整形外科、耳鼻咽喉科、神経精神科、皮膚科など、幅広い診療科が揃っています。

診療科と医療機関の指定

宮下病院は、生活保護法指定医療機関や結核指定医療機関をはじめ、さまざまな指定を受けており、地域住民のための重要な医療拠点となっています。加えて、へき地医療拠点病院としても指定されており、身体障害者福祉法や精神保健指定医の配置が求められることにも応じています。

アクセス

アクセス面では、JR東日本只見線の会津宮下駅から徒歩約5分の距離にあり、非常に便利です。また、三島町、柳津町、金山町、昭和村方面からは無料の送迎バスも運行されていますので、通院や面会に便利です。

結論

福島県立宮下病院は、地域社会に根ざした医療機関として、多様な診療科を提供し、今後もさらに進化し続けることが期待されています。病床数の見直しや有床診療所への移行など、今後の展開にも注目が集まります。地域にお住まいの方々の健康を支えるため、引き続き質の高い医療を提供していくことが重要です。

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