福本幸

福本 幸（ふくもと みゆき）：女子走高跳選手

福本幸（ふくもと みゆき、1977年1月4日生まれ）は、日本を代表する女子陸上競技選手であり、専門は走高跳です。大阪府出身で、夙川学院高等学校から甲南大学を経て中京女子大学大学院を卒業した後、甲南学園ACに所属し競技を続けました。

競技人生の始まり

福本選手は大阪市立淀中学校入学後、陸上部で活動を始めました。中学3年生のときに、当時の大阪中学記録となる1m73を跳び、全国中学校陸上競技選手権大会で優勝を果たします。この実績は、彼女の競技者としての第一歩を確かなものにしました。

高校時代の活躍

高校に進学すると、福本選手は速やかにその能力を開花させました。在学中、高校3年で全国ランキング1位を記録しましたが、インターハイでは惜しくも2位となりました。彼女の高校時代の自己ベスト1m81は、その時代の高校生の中で歴代5位タイの成績でした。

大学時代の挑戦

甲南大学に入学した福本選手は、ヘルニアという困難に直面しましたが、精神力を強く持ち続け、大学卒業までの間に全日本インカレで3度優勝を重ねました。また、WWA（World Wide Athlete）の選手としても活動し、国体成年女子走高跳で初の制覇を果たし、翌年も連覇を達成しました。

オリンピックへの道

福本選手は中学教員として働きながらも、2004年には自己ベストの1m92をマークし、アテネオリンピックの参加基準をクリアしましたが、オリンピックへの出場は果たせませんでした。2005年には全日本実業団選手権で3連覇を達成し、その後はさらに多くの記録を打ち立てました。

国際舞台での挑戦

2006年には、日本選手権で初優勝を果たした他、アジア大会にも出場し5位入賞を達成しました。その後も日本選手権を中心に成績を収め、2007年には全日本実業団選手権での5連覇を継続しました。

絶え間ない努力

福本選手は2008年に北京オリンピックを目指しましたが、標準記録に届かず出場はなりませんでした。その後も日本選手権での連覇を続け、2011年には5度目の優勝を飾るなど、彼女の競技への情熱は衰えを見せませんでした。

最新の成果と未来

2012年には再び1m90を跳ぶことに成功し、2013年にはオーストラリア選手権で1m92を記録するなど、活躍を続けました。同年の日本選手権でも6度目の優勝を達成し、今後の競技生活にも期待がかかります。

主な競技成績

• - 全日本中学校陸上競技選手権女子走高跳：優勝
• - 日本学生陸上競技対校選手権女子走高跳：優勝
• - 日本陸上競技選手権女子走高跳：優勝（2006-2009年、2011年、2013年）

福本幸選手は、そのキャリアを通じて多くのタイトルを獲得し、多くの人々に感動を与えてきました。彼女の競技に対する情熱と努力は、次世代の選手たちへの道しるべとも言えるでしょう。

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