福本義久

福本義久：野球とアナウンサーの二足のわらじを履いた男

福本義久アナウンサーは、1990年6月3日、奈良県に生まれました。188cmの長身と持ち前の明るさで、現在は中京テレビ放送で活躍しています。しかし、彼の歩みは順風満帆ではありませんでした。高校時代は野球に打ち込み、クリーンナップを担う実力者でした。秋季近畿大会ベスト8という輝かしい実績を残した一方、県大会準決勝で左足首の靱帯を断裂する大怪我を負います。

この怪我によって、関西の私大への推薦入学は叶わず、1年間の浪人を余儀なくされました。そして、野球選手としての道を断念せざるを得ない状況に追い込まれます。しかし、福本アナウンサーは野球への情熱を諦めきれませんでした。

大学卒業後、北海道文化放送に入社した彼は、2019年、北海道ベースボールリーグ（HBL）のトライアウトに挑戦します。最初のトライアウトでは、走力テストで負傷し、いくつかの種目を棄権せざるを得ませんでした。しかし、彼の強い意志は周囲を突き動かします。11月の再トライアウトでは全種目を完遂し、見事合格を勝ち取ります。このトライアウトの様子は、UHB北海道文化放送非公式チャンネルで密着取材され、大きな話題となりました。

HBLの美唄ブラックダイヤモンズに入団した福本アナウンサーは、「アナウンサープレイヤー」としてチームに貢献します。背番号8を背負い、2020年シーズンに10試合に出場。打率.375という好成績を残し、延長10回にサヨナラ安打を放つなど、記憶に残る活躍を見せました。しかし、このシーズンをもって現役を引退。野球選手としての夢に区切りをつけました。

北海道文化放送でのアナウンサーとしてのキャリアも順調に推移します。数々の番組に出演し、視聴者から親しまれていました。その後、2024年4月からは中京テレビ放送へ移籍。新たな環境で、持ち前の明るさと経験を生かし、活躍の場を広げています。

福本アナウンサーの経歴は、挫折を乗り越え、夢を追い続けることの大切さを教えてくれます。野球選手としての夢を諦めながらも、アナウンサーとして新たな道を切り開き、成功を収めている彼の姿は、多くの視聴者や野球ファンに勇気を与え続けています。

彼のこれまでの軌跡は、まさに「努力は必ず報われる」という言葉を体現したものです。中京テレビ放送での今後の活躍にも期待が高まります。

担当番組

中京テレビ放送での担当番組は、現在発表されている情報に基づいており、今後変更となる可能性があります。北海道文化放送時代の担当番組には以下のものがあります。
みんスポSATURDAY
にちよるなま NOWOOO!
映女と音女と福男
北海道からはじ○TV
KEIBAプレミア
みんなの選挙2016北海道
札幌乙女ごはん。（カズヤ役）
みんテレ
みんスポBASEBALL
いっとこ! みんテレ
UHBニュース

SNS

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