福田五志

福田 五志について

福田五志（ふくだ いつし）は、1956年5月24日に鹿児島県で生まれた元アマチュア野球選手及びソフトボール指導者であり、元ソフトボール日本代表監督としても知られています。彼のスポーツに対する情熱は、高校時代から始まりました。

経歴

福田は1972年に中京商業高等学校へ進学し、一年生からレギュラーとして活躍し続けました。セカンドとしてチームを牽引し、甲子園には3回出場。その後、青山学院大学に進学しましたが中退し、1976年にはトヨタ自動車に入社し、アマチュア野球選手としての活動を再開しました。引退後はコーチとしてのキャリアを築きました。

指導者としての彼の真価を発揮したのは、トヨタ自動車女子ソフトボール部での監督時代です。1997年から1999年、さらに2007年から2016年の間、彼は13シーズンにわたり指揮を執り、その間に通算205勝66敗という戦績を収め、優勝も5回、全日本総合選手権での優勝は4回記録しました。また、2017年にはトヨタ自動車レッドテリアーズの名誉監督に就任しました。

2016年には日本代表監督も務め、世界選手権では日本を準優勝に導く偉業を成し遂げました。さらに2021年には台湾代表チームのコーチに招かれました。同年2月にはトヨタ自動車レッドテリアーズを退団し、その後、戸田中央総合病院メディックスのシニアアドバイザーに就任。その後、2022年からは戸田中央メディックス埼玉の監督として新たな挑戦を始めました。

人物・エピソード

福田の指導哲学は、チームを強化するためには「物や情報」が重要である一方で、最も重視すべきは「人と時間」であるとの信念に基づいています。彼の指導の下、トヨタ自動車女子ソフトボール部は常にBクラスに位置していたチームを常勝軍団へと変革しました。

彼はまた、中学時代に後藤希友という選手の才能を早くから見抜き、将来日本の代表選手になると確信し、トヨタ自動車レッドテリアーズへの勧誘を行いました。このように、彼は選手の潜在能力を引き出すことに長けた指導者でもあります。

福田五志は、選手としてのキャリアを超えて、指導者としても日本のソフトボール界に多大な影響を与え続けています。今後の彼の活動にも注目が集まります。

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