福田典之

福田典之（ふくだ のりゆき）は、1971年2月28日生まれ、兵庫県出身のシンガーソングライターです。身長は170cm。

音楽への道のりとデビュー

幼少期にMTVでハワード・ジョーンズの音楽に触れ、大きな影響を受けました。大学生になると、ウィルソン・フィリップスのサウンドに魅せられ、さらに音楽への傾倒を深めます。大学を休学してサンフランシスコやオレゴンへの留学を決行し、音楽漬けの日々を送りました。

1994年に帰国し上京。神奈川県で新聞販売店で働きながら、楽曲制作に励みます。22歳の頃、初めて本格的に作った楽曲でレコード会社とプロダクションが共催する新人オーディションに応募し、見事合格。第一クリエイションに所属することとなりますが、当初は父親からの反対もあったと言います。

1995年9月25日、シングル「瞳の届く距離」とアルバム「シャンプーと君と恋する季節」で満を持してデビュー。特に2枚目のシングルであり、デビューアルバムのタイトル曲でもある「シャンプーと君と恋する季節」には、岡本真夜がコーラスとして参加。シングル盤には岡本真夜のソロパートも収録されており、岡本真夜のファンからも注目を集めました。

活動休止と再始動

デビュー後、約2年間にわたり精力的に活動を展開し、シングル5枚、アルバム2枚を発表しますが、その後所属事務所との契約が終了。再び単身でサンフランシスコへ渡り、様々なアルバイトをしながらも創作活動を継続します。

日本に帰国後、2003年3月19日には「Jonathan」名義でアルバム「ごめんね。」をリリースし、再デビューを果たします。しかし、この時期に病を患い、やむなく活動休止を余儀なくされます。

2007年に関西地方でライブ活動を再開。さらに2008年6月からは関東地方でもライブを行うようになり、活動の場を広げます。関東でのライブで披露した新曲「あなたの瞳になって」のCD化への強い思いを表明。その決意が実を結び、2年の歳月を経て2010年9月15日にシングルとして全国リリースされました。翌2011年2月23日には、新たなフルアルバムも発売されています。

愛犬家としての一面

福田典之は、無類の愛犬家としても知られています。現在、5匹の犬たちと共に暮らしており、献血犬を引退した犬や、亡くなった親族の飼っていた犬を引き取るなど、保護犬などにも深い愛情を注いでいる様子がうかがえます。自身のブログでも度々愛犬たちとの温かい日常を綴っており、その愛情深い一面がうかがえます。

2011年11月には、レコーディング中に長年寄り添った愛犬キキが亡くなるという悲しい出来事を経験しました。同月27日に行われたワンマンライブで、福田自身の口からこのことが報告されました。2012年発売のアルバム「I Sing For You」に収録された楽曲「毛むくじゃらの魔法使い」は、愛犬キキへの思いを歌ったものです。この曲のレコーディング中からキキは体調を崩していましたが、楽曲の完成を見届けるかのように息を引き取ったと伝えられています。

ディスコグラフィー（抜粋）

シングル

瞳の届く距離（1995年）
シャンプーと君と恋する季節（1995年）
大丈夫、でも大丈夫（1996年）
勇気をだして（1996年）
冬が好き、君が好き（1996年）
あなたの瞳になって（2010年）

アルバム

シャンプーと君と恋する季節（1995年）
僕のアイドル（1996年）
ごめんね。（2003年、Jonathan名義）
Smile Again（2011年）
I Sing For You（2012年）

提供楽曲

本名陽子「未来のドア」（作曲）

外部リンク

福田典之(公式サイト)
てくてく小道Ver.2(公式ブログ)
* ジョナサン（ソニーミュージック）

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