福間納

福間 納のプロ野球キャリア

福間納（ふくま おさむ）は1951年7月13日生まれで、島根県大田市出身の元プロ野球選手です。彼は投手として活躍し、後にコーチや解説者としても知られています。現役時代の彼の登録名の一部には「福間納一」という名前が使われたこともありますが、本名は同じく福間納です。彼は2009年から株式会社アイランドプロモーションに所属し、2021年からはカナフレックスで投手コーチを務めています。2022年には監督に就任し、指導者としても活動を続けています。

来歴

プロ入り前

福間は大田高校でプレーを始め、1968年にはエースとして甲子園県予選の準決勝に進出しました。高校卒業後は1970年に松下電器へ入社し、都市対抗で活躍。1978年のドラフトでロッテから1位指名を受け、プロ入りを果たしました。松下電器ではエースとしての活躍もありましたが、放たれた指名には一度は応じなかった経歴があります。

ロッテ時代 (1979-1981)

ロッテに入団後、福間は即戦力として期待されたものの、左肘を痛めたことで中継ぎに転向しました。寮生活の合間に遊んでいたインベーダーゲームが原因とされており、この影響で肘に負担がかかってしまったようです。この時期、彼は一軍で27試合に登板しますが、勝利を挙げる前に阪神タイガースにトレードされることになります。

阪神時代 (1981-1990)

阪神に移籍後は主に中継ぎ投手として活躍しました。1982年にはプロ初勝利を挙げ、1983年には最優秀防御率を獲得。1984年のシーズンには77試合に登板し、当時のセ・リーグ記録に迫る活躍を見せました。特に1985年の日本シリーズでは重要な試合での活躍が評価され、チームの優勝にも貢献しました。プロ野球選手としてのキャリアは1990年まで続きました。

引退後の活動

引退後、福間は解説者として活動を開始し、阪神タイガースの一軍投手コーチを経て二軍へ配置された後、野球指導に関する様々な役割を果たしました。また、プロ野球マスターズリーグに参加するなど、現役時代の経験を活かして活躍を続けています。2011年からはオリックス・バファローズのチーフ投手コーチを務めましたが、防御率の問題もあり途中で育成コーチに異動しました。その後、2014年にカナフレックスの野球部に助言を行うなど、指導者としてのキャリアも展開しています。

福間納は、現役選手としての実績だけでなく、解説者やコーチとしても高い評価を受けており、彼の豊富な経験は次世代選手へ受け継がれています。彼の明るい性格やユーモアもあって、多くのファンから親しまれています。

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