秀吉 (バンド)

秀吉 (ヒデヨシ)



日本のインディーロックバンド「秀吉」は、2004年群馬県で結成されました。小学校からの同級生である柿澤秀吉と町田龍哉を中心に、幾度かのメンバーチェンジを経て、現在に至るまで活動を続けています。

バンドの歴史


結成当初はドラムが固定されておらず、ライブごとにサポートメンバーを迎えていました。2005年10月、濱野昌浩がドラムとして正式加入し、バンドは本格的な活動をスタートします。2007年5月には、会場限定のミニアルバム「アワイオト。」を自主制作。約40本に及ぶライブツアーを敢行し、その勢いを加速させます。翌年1月には、「アワイオト。」を全国の店舗限定で販売。各店舗で完売が相次ぎ、急遽追加プレスするも即完売という人気ぶりでした。

2008年11月、Lastrumよりシングル「へそのお」でメジャーデビュー。タワーレコードの推薦盤「タワレコメン」に選出され、大きな話題を集めました。2009年7月にはミニアルバム「コンサート」をリリースし、同年10月にはMINAMI WHEEL2009に出演。2010年には、宮﨑あおい主演の映画『ソラニン』に「コンサート」収録曲である「夜風」が挿入歌として起用され、バンドの知名度をさらに高めます。

2010年9月には日比谷野外音楽堂でのイベント「蓮沼 2010」に出演。同年10月には初のフルアルバム「むだい」をリリースしました。このアルバムは、秀吉自身が大ファンである漫画家・浅野いにお氏がジャケットのアートワークを担当したことでも注目を集めました。しかし、2010年末にはドラムの濱野が脱退。

2011年、新ドラマーとして内田裕士を迎え、ミニアルバム「くだらないうた」をリリース。2012年にはGUNMA ROCK FESTIVALのメインステージに立ち、1万人の観客を魅了しました。その後、内田も脱退し、2013年1月には神保哲也が加入します。神保の加入後、ライブ活動はさらに活発化。2013年7月には、ベイビーレイズの楽曲「スーパーノヴァ」の作曲を担当するなど、活動の幅を広げます。

2014年12月には、自主レーベル「sirosiba record.」を設立し、フルアルバム「テルハノイバラ」をリリース。2015年以降は、手づくりCDの制作や、デビュー前の楽曲を再構築したミニアルバムのリリース、クラウドファンディングでのアルバム制作など、自主的な活動を積極的に行っています。2018年6月には、バンドが運営する音楽スタジオ「sirosiba studio」を群馬県藤岡市にオープンさせました。2019年3月には、映画「美しすぎる議員」の主題歌として「デクノボー」を発表。2020年2月にはアルバム「ひかり」、2022年1月には映画「フタリノセカイ」の主題歌「ひだまりのいろ」を書き下ろしました。

メンバー


柿澤秀吉 (かきざわ ひでよし):ボーカル、ギター担当。全楽曲の作詞・作曲を手掛ける。他アーティストへの楽曲提供やプロデュース、ギタリスト、レコーディングエンジニアとしても活躍。
町田龍哉 (まちだ たつや):ベース担当。柿澤とは小学校からの同級生。ricoltでもベースを担当。
神保哲也 (じんぼ てつや):ドラムス担当。ドラム講師としても活動中。ソロユニットgarbでも活動。

旧メンバー

濱野昌浩 (ドラムス)
内田裕士 (ドラムス):現在はバンド「カルナロッタ」でボーカル、ギターを担当。

エピソード


バンド名の「秀吉」は、ライブを行うためにとりあえず付けた名前で、変えるタイミングを逃したとのこと。また、音楽性がバンド名から想像できないという理由も語られています。

デビュー以来、ゲストミュージシャンの参加はありますが、全作品をセルフプロデュースで制作しています。

ライブのオープニングSEには、彼らが敬愛するeastern youthの吉野寿のソロプロジェクトbedside yoshinoの楽曲「見ろよ、今夜は良い月夜だぜ」が使用されています。

ホームページアドレス「hideyosea」は、「hideyoshi」のドメインが取得できなかったためで、LUNA SEAが好きという理由から「sea」を追加したとのことです。

多くのミュージシャンや著名人から支持されており、back number、川谷絵音、尾崎世界観、あべこうじ北乃きい須賀健太、BugLugの燕など、多数のファンを公言しています。

ディスコグラフィー


ミニアルバム

フルアルバム

リテイクアルバム

シングル

デモCD

参加作品

ミュージックビデオ

出演


ラジオ高崎「AIR PLACE」月曜パーソナリティ (柿澤のみ)

主なライブ


ワンマンライブ・主催イベントを多数開催。過去の主なライブイベントは、下記に記載

(ライブスケジュールは省略)

外部リンク


秀吉 オフィシャルホームページ
秀吉 Official Channel
秀吉 Official
柿澤秀吉 Official
* むだいの日記

もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。