秋コレ

秋コレとは

秋コレ（Akicolle）は、HAMます委員会が主催していたオールジャンル同人誌即売会です。秋葉原をテーマとし、多様なジャンルの同人誌が集まるイベントとして、2014年から2021年まで定期的に開催されていました。年2回、春と秋に秋葉原UDXを会場としていましたが、2021年2月を最後に無期限の開催休止となっています。

イベントの特徴

秋コレは、一般的な同人誌即売会とは異なり、多様な趣味を持つ人々が交流する場として発展しました。同人誌の売買だけでなく、以下のような様々な催しが行われていました。

• - ミニ四駆大会: 会場に巨大なミニ四駆コースを設置し、レース大会が開催されました。
• - 電子工作体験教室: 電子工作やプラモデルの体験教室が開かれ、ものづくりを楽しむ機会が提供されました。
• - アマチュア無線: アマチュア無線のデモ運用や相談解説コーナーが設置され、無線愛好家が集まりました。
• - 電源の無料提供: 会場では電源が無料で利用できたため、電子機器や映像作品の動体展示も多く見られました。
• - 地域密着型作品: 電気街周辺の飲食店やメイドカフェのレビュー本、地域ガイド、マンションレビュー本、写真集など、秋葉原に特化した作品が多く頒布されました。
• - コスプレ: 有料でコスプレ参加が可能で、撮影エリアも設けられていました。
• - 縁日コーナー: 射的や輪投げなどの縁日コーナーもあり、来場者を楽しませていました。
• - 企業出展エリア: 企業による出展もあり、イベントを盛り上げていました。

これらの特徴から、秋コレは幅広い年齢層や趣味を持つ人々にとって、交流と情報交換の場として重要な役割を果たしていました。

キャラクターとコンテンツ

秋コレには、「しむ」と「はく」という公式キャラクターが存在し、参加者による創作活動に活用されていました。また、公式ゲームが制作されたり、イベントカタログに連載されていた小説が参加サークルによって書籍化されたりと、様々なコンテンツが展開されました。さらに、株式会社秋コレが発行するフリーペーパー「秋コレ」では、これらのキャラクターが看板娘として活躍していました。

歴史

秋コレは、2014年に「秋葉原をテーマにした同人誌即売・コスプレイベント」として、通運会館の会議室で年3回開催される形でスタートしました。その後、同人誌が秋葉原と関連の深いコンテンツであったことから、オールジャンルイベントとして発展し、規模を拡大してきました。2017年9月からは会場を秋葉原UDXに移し、年2回開催していましたが、2021年2月を最後に事実上の無期限開催休止となっています。

株式会社秋コレ

株式会社秋コレは、2017年から会場利用時の窓口として機能していました。イベントの主催はボランティアで有志が集まったHAMます委員会が行っていました。

フリーペーパー秋コレ

フリーペーパー秋コレは、秋葉原地域貢献のために発行し続けている無料配布冊子です。秋葉原の最新情報やイベント情報を掲載し、地域に密着した情報発信を行っていました。

関連情報

• - 公式X（旧Twitter）: イベントの公式Xアカウントでは、最新情報やイベントの様子が発信されていました。複数のアカウントが存在し、過去の情報も確認することができます。
• - 国会図書館: フリーペーパーやイベントカタログが国会図書館に所蔵されており、イベントの歴史を辿ることができます。

秋コレは、同人誌即売会としての役割だけでなく、秋葉原の文化を象徴するイベントとして多くの人々に愛されていました。

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