秋田県教育委員会

秋田県教育委員会の概要

秋田県教育委員会（あきたけんきょういくいいんかい）は、秋田県における教育に関する全般的な業務を担う行政機関です。この委員会は、教育長と5人の委員によって構成されており、教育政策や施策の企画・実行を推進しています。広義には、この委員会の主な執行機関である教育委員会事務局（通称：秋田県教育庁）も含まれます。

教育長はこの委員会の事務の執行責任者であり、事務局の長としての役割も果たします。以前は教育委員会の委員を兼ねていましたが、2015年4月の改正により、教育長は委員会の構成員としての資格を持ちます。また、これまで委員から選ばれていた教育委員長は廃止され、現在は教育長が委員会の議事を主導しています。

会議体

定例会

秋田県教育委員会は、毎月1回の定例会を開催しています。これは、定時の会議として重要な事項を議論し、関連する決定を行う場となっています。

臨時会

臨時会は、教育長が必要と認めた場合や、教育委員2名以上からの請求があった際に開催されます。これにより、急な問題や重要な議題について柔軟に対応できる仕組みが整っています。

組織構成

秋田県教育委員会は、以下のような組織体制を整えています。

• - 教育長：教育委員会の最高責任者。
• - 教育委員：教育長と共に教育施策を決定・実行するメンバー。
• - 秋田県教育庁：本庁、教育事務所、払田柵跡調査事務所などが設置されています。

本庁の各部門

本庁には、教育長に加えて教育次長が存在し、教育長をサポートしています。教育長が欠席した場合には、事前に指名された委員が職務を代行しますが、会議の主宰は教育次長が行います。また、以下の専任課が設置されています。

• - 総務課
• - 施設整備室
• - 教職員給与課
• - 幼保推進課
• - 義務教育課
• - 高校教育課
• - 特別支援教育課
• - 生涯学習課
• - 文化財保護室
• - 保健体育課
• - 福利課

教育事務所

さらに、秋田県には3つの教育事務所が設置されています。

• - 北教育事務所：大館市や北秋田市などを管轄。
• - 中央教育事務所：秋田市や男鹿市を含む地域を担当。
• - 南教育事務所：横手市を中心とする地域。

また、各事務所には出張所もあり、地域ごとの教育ニーズに応じたサービスを提供しています。

払田柵跡調査事務所

払田柵跡調査事務所は、歴史的な遺跡の発掘や調査研究を専門に行っている部署です。ここでは出土品の調査・分析や、環境整備に関する業務が展開されています。これにより、地域の文化財を保護し、教育に活かす取り組みが進められています。

所在地

秋田県教育委員会の所在地は、秋田市の山王三丁目と四丁目に位置する二つの庁舎にあります。具体的な住所は以下の通りです。

• - 秋田県秋田市山王三丁目1番1号 秋田県第二庁舎6,7F
• - 秋田県秋田市山王四丁目1番2号 秋田県秋田地方総合庁舎5F

秋田県教育委員会は、教育政策の実施と地域への教育サービスの提供を通じて、県民の教育水準向上に寄与しています。

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