秋田県立大曲工業高等学校

秋田県立大曲工業高等学校

秋田県立大曲工業高等学校は、秋田県大仙市若葉町に位置する公立の工業高等学校です。略称は「大工」として地域に親しまれています。本校は1962年に開校し、以来、工業技術者として活躍できる人材を育成してきました。

設置学科

大曲工業高等学校には、以下の学科が設けられています。

• - 機械科 (M): 定員35名
• - 電気科 (EA, EB): 定員70名。2年次からは「電気コース (EA)」と「電子コース (EB)」に分かれます。
• - 土木・建築科 (CA): 定員35名
• - 土木科 (C): 定員40名（平成16年度をもって募集停止）
• - 建築科 (A): 定員40名（同上）

特に、電気科の改編や土木・建築科の統合を行うなど、時代に応じた教育体制の見直しを行っています。

校史

大曲工業高等学校は1962年に設立され、当初は機械科や電気科を中心に教育を行っていました。1963年には、旧大曲中学校跡地に移転し、より充実した教育環境が整えられました。その後も、電気科のコース分けや土木・建築科の統合、硬式野球部の創部といった変革を経て、今日の姿に至っています。特に硬式野球部は、2016年に甲子園に初出場し、全国的な注目を集めました。

校章・校訓

本校の校章は、5つの柏の葉と歯車を組み合わせたデザインで構成されており、地域の文化と工業の発展を象徴しています。校訓は「正」「忍」「創」と掲げ、生徒に正しい行動、自制心、創造性を促しています。

部活動

大曲工業高等学校では、多彩な部活動が設けられており、運動部と文化部に分かれています。運動部には野球部やサッカー部、陸上競技部などがあり、文化部には美術部や吹奏楽部などが活動しています。生徒は自らの興味に合わせて様々な分野に挑戦できる環境が整っています。

進路情報

毎年、就職と進学の割合はおよそ6対4で、多くの卒業生が希望する進路に進んでいます。進路決定率は100％を達成しており、生徒のキャリア形成に力を入れていることがわかります。

卒業生の実績

多くの優秀な卒業生を輩出しており、特に著名な卒業生には、高卒で初めてメジャーリーグと契約した野球選手後松重栄や、プロ野球選手の藤井黎来などがいます。

このように秋田県立大曲工業高等学校は、地域に根ざしつつ、技術者の育成と生徒のキャリア形成に力を注いでいる学校です。

もう一度検索