稲井桃子

稲井 桃子

日本の女子バスケットボール選手、稲井 桃子（いない ももこ）は、1995年3月13日に生まれました。Wリーグに加盟するデンソーアイリスに所属し、ガードとしてプレーしています。コートネームは「モア」として知られています。

略歴

幼少期・学生時代

稲井桃子選手は、神奈川県小田原市で育ちました。5人の兄妹の末っ子として成長する中で、早くからバスケットボールに親しむことになります。その理由は、彼女の両親を含め、家族全員がバスケットボールの経験者という環境にありました。両親が指導する地元のミニバスケットボールクラブで競技を始め、バスケットボールの基礎と楽しさを学びました。その後、城南中学校に進学し、さらに技術を磨きます。高校はバスケットボールの強豪校として知られる金沢総合高校に進学しました。高校時代には、チームの中心選手として目覚ましい活躍を見せ、2年次には全国高等学校総合体育大会（インターハイ）での優勝という輝かしい成果を収めました。この高校での活躍は高く評価され、世代別のU-18日本代表候補にも選出されるなど、将来を嘱望される存在となります。

プロキャリア

高校卒業後の2013年、稲井選手は日本の女子バスケットボール最高峰リーグであるWリーグに所属するデンソーアイリスに入団しました。プロの選手として、より高いレベルでのプレーが求められる環境に身を置き、ガードとしてのスキル、判断力、ゲームメイク能力を日々向上させてきました。デンソーアイリスの一員として、Wリーグの舞台で着実に経験を積み重ね、チームの勝利に貢献する重要な選手へと成長しています。長年にわたり同じチームでキャリアを続けていることは、チームからの信頼の厚さを示しています。

日本代表候補として

国内トップリーグでの安定したパフォーマンスが評価され、2018年には女子日本代表候補に選ばれました。これは、国際的な舞台での活躍を目指すナショナルチームのレベルに到達したことを意味し、彼女のキャリアにおける大きな節目となりました。代表候補として選ばれた経験は、選手としてのさらなる成長を促す貴重な機会となっています。

稲井桃子選手は、家族から受け継いだバスケットボールへの情熱と、学生時代からの弛まぬ努力、そしてプロ入り後の研鑽によって、Wリーグの第一線で活躍し続けています。ガードとしてコートを駆ける彼女の今後の活躍に注目が集まります。

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