穂の国とよはし芸術劇場PLAT

穂の国とよはし芸術劇場PLATの概要

穂の国とよはし芸術劇場PLATは、愛知県豊橋市西小田原町にある芸術文化交流施設です。この劇場は、豊橋市だけでなく、東三河エリア全体の芸術文化振興を図ることを目的としており、地域における文化交流の中心的な役割を果たしています。

芸術文化アドバイザー

初代の芸術文化アドバイザーには、豊橋市出身の著名な俳優である平田満氏が就任しました。平田氏のもと、2018年4月には2代目のアドバイザーとして、劇作家・演出家・俳優の桑原裕子氏が選ばれました。彼女はKAKUTAを主宰し、演劇を通じた地域の活性化に寄与しています。

歴史

穂の国とよはし芸術劇場は、2013年4月30日に開館しました。その後、2016年には第57回BCS賞を受賞し、地域の芸術施設としての地位を確立しました。

施設の特徴

劇場内部には、ドイツのグロトリアン社製のグランドピアノが設置されています。この楽器は、豊橋市に本社を置くフォルクスワーゲングループジャパンと、ドイツの友好都市であるヴォルフスブルク市との友好の証として寄贈されたものです。

施設は、豊橋駅南口や新豊橋駅、ココラアベニューとペデストリアンデッキで結ばれており、アクセスの良さも魅力です。

設施設データ

設計には、香山壽夫建築研究所と大成建設株式会社が関わっています。建物は鉄筋コンクリート造で、一部鉄筋造となっており、両方向耐震壁付きラーメン構造を採用しています。総事業費は約62億円です。

主ホール

主なホールには778席の固定席（多目的室を含む）と18席の立見席があり、また車椅子席も4席設けられています。楽屋は8室あり、アートスペースでは最大266席の移動型観覧席が利用できます。

創造活動室

さらに、創造活動室AからGまで、音楽スタジオや研修室を完備しており、制作工房や交流スクエアも備えています。また、カフェや託児室、授乳室もあり、利用者の利便性を考慮しています。

制作公演

穂の国とよはし芸術劇場は、公益財団法人豊橋文化振興財団によって運営されており、ここで制作される多くの作品は、初代の芸術文化アドバイザー平田満氏が関わるアル☆カンパニーと劇場との共同企画として実現しています。地域の才能を活かし、文化的な発信を行っているのです。

このように、穂の国とよはし芸術劇場PLATは、地域の芸術文化の振興を支え、多様な活動を通じて市民に愛され続ける施設となっています。

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