空に唄えば

「空に唄えば」について

「空に唄えば」は、日本のロックバンド175Rが2003年4月16日にリリースしたメジャーセカンドシングルです。この楽曲は、前作「ハッピーライフ」からわずか3か月という短期間でのリリースとなり、当時のバンドの勢いを感じさせる作品となっています。販売元は東芝EMI（現在はEMIミュージック・ジャパン）です。

オリコンチャートでの成功

本作は、発売と同時にオリコンチャートで初登場1位を獲得しました。これにより、175Rはメジャーデビュー以来2作品連続で1位を記録したことになり、この成績は日本のロックバンドの中では初の快挙でした。この成功は、バンドの存在感を一層増し、音楽界での地位を確立する一助となったのです。

NHK紅白歌合戦への初出場

また、「空に唄えば」はこの年の12月31日、大晦日の『第54回NHK紅白歌合戦』にバンドが初めて出場するきっかけともなりました。テレビでのパフォーマンスは、多くの視聴者に楽曲を届け、バンドの人気を不動のものにしたのではないでしょうか。

最大のセールスを記録

このシングルは175Rの楽曲の中でも最大のセールスを記録し、バンドにとって重要な1曲となりました。数字上の成功だけでなく、ファンの心をつかむメッセージ性の強い歌詞や、力強くも感情豊かなメロディが多くの人々に支持されています。

スポーツシーンでの使用

特筆すべきは、JリーグのAC長野パルセイロのサポーターがこの曲を応援歌として使用している点です。選手入場時に流れる「空に唄えば」は、試合の雰囲気を盛り上げ、サポーターと選手との一体感を生み出しています。

収録曲の詳細

「空に唄えば」には以下の楽曲が収録されています。すべての曲の作詞はSHOGOが担当し、編曲は175Rと佐久間正英によって行われています。

• - 空に唄えば：作曲はSHOGOによるもので、J-PHONE（現・ソフトバンクモバイル）のCMソングとしても使用されました。故郷である北九州の友人に向けた思いが込められた内容です。
• - snow：こちらはEXTRA TRACKとして扱われており、作曲もSHOGOによるものです。
• - Freedom -和気愛愛 version-：176Rの1枚目シングルに収録された「Freedom」のアコースティックバージョンで、作曲は175Rが行いました。この作品はスタジオ収録ではなく、一発録りされたことも特徴です。

このように「空に唄えば」は、175Rにとって記念碑的な楽曲であり、数々の記録とともに多くのファンに愛されています。

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