空軍軍史館

空軍軍史館の紹介

空軍軍史館（くうぐんぐんしかん）は、台湾高雄市岡山区に存在する空軍専門の博物館です。台湾空軍軍官学校の敷地内に設置されており、同じ敷地には軍機展示場も隣接しています。さらに、少し歩けば航空教育展示館も見つけられ、航空に関するさまざまな知識を深めることができます。

概要

この軍史館は1987年8月14日に開館し、当初から軍機展示場と共にオープンしました。館は2階建てで、総面積は約4,500平方メートルに達し、敷地全体の面積は約18,768平方メートルです。館内には台湾空軍の歴史を詳しく解説するために、約17,000点以上の資料を展示しています。これらの資料は、写真、文献、模型、映像及び音声資料など多岐にわたります。特に台湾の空軍力の変遷や戦闘機の運用に関する情報は、研究者や一般の訪問者にとって貴重な資料となっています。

隣接する軍機展示場は面積が約37,138平方メートルで、中華民国（台湾）空軍が使用していた各種の戦闘機や輸送機が展示されています。この展示場は航空ファンや歴史愛好家にとって、実際に走っていた飛行機を間近で見ることができる貴重な場所です。なお、2016年3月に開設された航空教育展示館の影響で、多くの機体が軍機展示場からこちらに移設されました。

見学情報

空軍軍史館の入場は、週末の土曜日と日曜日には自由に行えます。しかし、火曜日から金曜日は団体のみが事前に申し込むことで入場が可能です。月曜日と祝日には休館となります。

開館時間は午前9時から午後4時30分までで、入場料は無料です。このため、多くの人々が教育的な目的や観光目的で訪れることができます。

交通アクセス

空軍軍史館へは台鉄岡山駅から西方向に約3.5キロメートルの距離です。アクセス方法としては、タクシーを利用するか、徒歩またはレンタサイクルを利用することができます。また、高雄客運のバス8017系統または8018系統を利用し、「西後協」で下車後、徒歩で約5分です。

撮影について

なお、注意が必要なのは、軍史館内では撮影が禁止されている点です。しかし、航空機展示場の方では撮影が可能ですので、思い出の一枚を残したい方はここでの撮影をお楽しみいただけます。

空軍軍史館は、台湾の航空歴史を深く学び、同時に楽しむことができるてん盛りの体験を提供している場所です。是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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