窪野鎮治

窪野鎮治

窪野鎮治（くぼの しずはる、1948年4月7日 - ）は、日本の大蔵・財務官僚です。静岡県三島市出身で、血液型はB型です。

生い立ちと学歴

静岡県三島市で生まれ、地元の小中学校を経て、静岡県立沼津東高等学校に進学しました。その後、東京大学に進み、1971年に法学部を卒業しました。

大蔵省・財務省でのキャリア

東京大学卒業後、1971年に大蔵省（現在の財務省）に入省しました。最初の配属は大臣官房文書課でした。その後、理財局資金第一課企画係長、米子税務署長、国税庁調査査察部査察課長補佐などを歴任しました。1978年には、ハーバード・ロー・スクールに留学しLLMを取得しました。

帰国後は、主計局、銀行局などで要職を歴任しました。特に、主税局税制第三課長、主計局主計官（厚生・労働担当）、銀行局銀行課長、銀行局総務課長などを務め、金融行政に深く関わりました。

1997年以降は、大臣官房参事官として銀行局、金融企画局を担当し、金融行政の中枢で活躍しました。1999年には大臣官房審議官（金融企画局担当）に就任しています。

2000年には大臣官房参事官（大臣官房担当）となり、2001年の中央省庁再編に伴い、財務省大臣官房参事官（大臣官房担当）となりました。その後、印刷局長を経て、2002年には国土交通省政策統括官に就任しました。

大蔵省・財務省退官後

2003年に国土交通省政策統括官を退官し、同年6月26日より農林中央金庫専務理事に就任しました。農林中央金庫では、法務部、審査部、資産サポート部、リスク評価部、市場業務管理部、資金証券管理部、本店業務部、大手町業務部、外国営業部を担当しました。

2007年7月20日には、生命保険協会の副会長に就任し、2016年7月まで務めました。

職歴詳細

1971年7月：大蔵省入省（大臣官房文書課）
1975年7月：理財局資金第一課企画係長
1976年7月：米子税務署長
1977年7月：国税庁調査査察部査察課長補佐
1978年6月：国税庁長官官房付（ハーバード・ロー・スクールLLM）
1979年7月：主計局調査課長補佐（調査一・二）
1982年6月：主計局主計官補佐（厚生第五係主査）
1984年7月：銀行局保険部保険第一課長補佐（総括・調査・監理）
1985年7月：銀行局銀行課長補佐（総括・都市銀行等）
1986年6月10日：大臣官房企画官兼銀行局総務課
1987年7月：銀行局付（外務研修）
1988年5月1日：外務省在ドイツ連邦共和国（西ドイツ）日本国大使館参事官
1991年6月18日：主税局税制第三課長
1992年7月7日：主計局主計官（厚生・労働担当）
1994年7月1日：銀行局銀行課長
1995年6月20日：銀行局総務課長
1997年7月15日：大臣官房参事官（銀行局担当）
1998年6月22日：大臣官房参事官（金融企画局担当）兼金融企画局金融先物取引所監理官
1999年7月8日：大臣官房審議官（金融企画局担当）
2000年7月1日：大臣官房参事官（大臣官房担当）
2001年1月6日：財務省大臣官房参事官（大臣官房担当）
2001年7月10日：印刷局長
2002年7月16日：国土交通省政策統括官
2003年6月20日：退官
2003年6月26日：農林中央金庫専務理事（〜2007年6月26日）
2007年7月20日：生命保険協会副会長（常勤）（〜2016年7月）

人物

窪野鎮治は、大蔵省・財務省において、金融行政、財政、国際関係など幅広い分野で活躍した官僚です。特に、金融行政においては、長年にわたり要職を歴任し、日本の金融システムの安定と発展に貢献しました。また、農林中央金庫や生命保険協会といった民間セクターでも重要な役割を果たし、その経験と知識を活かしました。

窪野鎮治のキャリアは、日本の行政と金融の両分野における深い専門性とリーダーシップを示しています。

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