立川志の太郎とは？意味をやさしく解説

立川志の太郎（たてかわしのたろう）は、1985年 6月15日生まれ、埼玉県ふじみ野市出身の落語家です。本名は小川輝（おがわあきら）。血液型はB型。落語立川流、立川志の輔門下の6番弟子にあたる二ツ目です。出囃子は「末廣狩」、紋は丸に左三階松を使用しています。

生い立ちと入門

大学卒業後、22歳の時に立川志の輔の落語に触れ、その面白さと奥深さに感銘を受けました。都内近郊で行われる志の輔の独演会に足繁く通う中、「志の輔らくご in PARCO」での演目「中村仲蔵」を観たことがきっかけで、入門を決意。2010年4月、志の輔に入門し、前座名「志の太郎」を名乗るようになりました。

初高座と二ツ目昇進

入門から半年後の2010年10月、富山県富山市の「てるてる亭」で行われた「志の輔のこころみ」で初高座を踏み、「つる」を演じました。その後、2015年4月には二ツ目に昇進。着実に実力をつけていきます。

自主公演と活動

2015年7月からは、東京都豊島区の「アトリエ第七秘密基地」を拠点に、ほぼ毎月自主公演「肝心要の落語会」を開催。この会では、照明やBGMにもこだわり、独自の演出で観客を魅了しています。2016年9月には、池袋シアターグリーンBox in Box Theaterにて「一年発起落語会」を開催し、池袋演劇祭にも特別参加しました。

落語スタイル

演目としては、古典落語を中心に、身近な話題を題材にした新作落語にも積極的に挑戦しています。古典落語の伝統を守りながらも、現代的な視点を取り入れた新しい落語の世界を追求しています。

地元愛と情報発信

また、地元であるふじみ野市への愛着も強く、隣接する自治体を引き合いに出しながら、SNS上で地元の文化事業について積極的に情報発信を行っています。

多方面での活躍

落語家としての活動以外にも、インターネット放送の『浅草女子飲み46』 Season3 #12（2018年12月20日）にゲスト出演、テレビドラマ「日曜プライム『法医学教室の事件ファイル47』」（2020年5月24日テレビ朝日）では北野係長役を演じ、日本テレビの『はじめてのおつかい』（2017年～）ではナレーションを担当するなど、多岐にわたる分野で活躍しています。

立川志の太郎