立教大学ラグビー部

立教大学ラグビー部：伝統と進化を続ける強豪

1923年創部以来、日本の大学ラグビー界において重要な役割を担ってきた立教大学ラグビー部は、関東大学ラグビー対抗戦に所属する名門チームです。愛称は「立教」、略称は「立大」、エンブレムはユリ（フルール・ド・リス）と、伝統校としての風格を漂わせています。

輝かしい歴史と伝統

1928年から始まった関東五大学対抗戦（現在の関東大学ラグビー対抗戦の前身）に創部から間もなく参加するなど、その歴史は長く、華麗なものです。1929年には早くも初優勝を飾るなど、初期から強豪チームとしての地位を確立しました。早稲田大学、明治大学などとの定期戦は長く続き、現在も両大学との定期戦はそれぞれ90回以上、80回以上を数え、同志社大学との定期戦も70回以上を数えるなど、多くの伝統校との深い繋がりを持っています。さらに、旧制浦和高等学校などとの定期戦も行われていたという記録が残っており、その歴史の深さを物語っています。

しかし、全国大学選手権への出場経験は未だありません。1997年度以降は、対抗戦グループが実質2部制となった影響もあり、Bグループで低迷する時期もありました。

再生への歩みとAグループ復帰

2000年度には、OB・OGクラブを中心に「現役強化プロジェクト」が発足。現場指導体制やリクルート体制の強化に注力し、チーム再建を目指しました。2002年度には、山元春三先輩の尽力もあり、練習環境の改善が実現。秩父宮ラグビー場で行われた入替戦で東京大学を破り、念願のAグループ昇格を果たします。

その後、AグループとBグループを往復する展開が続きます。2013年度にはBグループで全勝優勝を果たし、入替戦で日本体育大学を破りAグループに復帰。しかし、翌2015年度にはAグループで全敗し、入替戦で成蹊大学に敗れてBグループに降格しました。それでも、2016年度から2019年度にかけてBグループを再び全勝優勝で制し、2019年度の入替戦で成蹊大学を破り、Aグループへの復帰を果たしました。この間には、早稲田大学、明治大学との定期戦で、長年の懸念事項であった勝利を収めるなど、歴史的な成果を残しています。2022年度には、創部史上初の対抗戦Aグループ2勝を達成するなど、更なる躍進を見せています。

未来への展望

2023年度には創部100周年という節目を迎えます。伝統と歴史を誇りつつ、常に進化を続ける立教大学ラグビー部は、今後ますます目が離せない存在です。多くの優秀な選手を輩出し、大学ラグビー界に貢献し続ける立教大学ラグビー部の今後の活躍に期待しましょう。

主要タイトル

関東五大学対抗戦：1回 (1929年度)
関東大学ラグビー対抗戦Bグループ：7回 (1999, 2002, 2007, 2011, 2013, 2016, 2017, 2018, 2019年度)

所在地

埼玉県富士見市下南畑字沼口1343-1

関連情報

公式HP
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立教大学ラグビー部の更なる発展と、選手たちの活躍を祈念いたします。

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